6年2カ月目 告白
一時的に自粛期間が開け、完璧とは言えないまでも元の生活に戻りつつあった。
その為、俺(詩信)と俊(しゅん)だけの時間は減る。
高校の友達に合うのが楽しくない訳では無いが、やはり俊に会えない寂しさが勝ってしまう。
しかし、会えない時間が多いからこそかえって毎週末俊の家に行き同じベットの中に入ることがとても楽しみになってしまっていた。
このお昼寝の習慣が出来てからゆうに半年は経過していた。
この頃の俺は俊が完全に寝たのを確認した際に良くないとは理解しつつも、自分のアレを俊の脚に当ててしまう。
それに飽き足らず頭を、首を、腰を、腕を、臀部を撫でてしまう。
俊に対して申し訳無さを感じつつも少しずつ自分の理性が効かなくなってきた感覚もあった。
そして遂にその日は来てしまった。
忘れもしない11月14日
この日俺は部活の練習試合があり、夕方頃にこの時期に見合わない量の汗をかいた身体で家に帰宅した。
帰宅後、俊からLINEが届いている事に気が付き、返信した。
俊「部活終わったらちょっと会わん?」
既読 「汗まみれやけど良い?」
俊「良いよ~」
既読「じゃあ今から行くわ」
俊「待っとくね~」
俺は試合時の服装そのままに俊の家に向かった。
見慣れた道のり、見慣れた玄関を開け俊の部屋がある2階の部屋に入った。
すると俊は何故か既にベットに入っていた。
「ベット、入って良いよ」
俺は吸い寄せられる様にベットに潜り込んだ。
驚いた事に、俊は衣類の一切を身に着けていなかった。
何が起こったのか分からなかった。
目の前の景色が信じられなかったのだ。
こうなってしまうと自分の意思ではどうにもならないのである。
何度夢想した事だろうかもう分からない俊の裸体。
本能的に身体が動いてしまった。
俺は耳を食み、続いて首筋に指を這わせ、胸部を左手に収め、続いて乳頭を必用に弄り。
俊のアレを右手で嬲った。
俊は甘く、甜く鳴いた。
想像していた喘ぎより数段も扇情的な声であった。
しかし、俺も弄るのみで満足出来る程に生優しい性欲ではなかった。
俊の身体をうつ伏せに向け俺は試合着を脱いだ。いや、脱いでいたと言ったほうが正しい。
自分の意思とは関係なくアレが脈を打つ感覚が良くわかった。
俊の口に右手の中指と薬指を食ませる。
唾液を纏わせ俊の下の口を拡げる。
そして俺の口は何故か俊のアレを咥えた。
初めてだったが舌を這わせ舐った。
前後を攻められた俊はたちまち果ててしまった。
粘性を帯び、少し甘みのある苦い白濁液を俺の口の中に溢した。
それと同時に下の口は解れた。
俺は俊の中に挿れた、支配欲に駆られた男の性が如何に恐ろしい事か。
俊の身体を無理矢理揺らし、まるで物かのように使った。
俊の声からは砂糖の様な甘さが消え、獣の唸りの様な濁音のみを発する様になった。
俺自身も肉欲を発する為だけに腰を動かす。
俺は果てる間際に俊の首を両手で絞めた。
何故だろうか、溢す時が近づく程に力が強くなっていった。
俊は呼吸が出来ているのか分からない程に絶え絶えに濁音を発する。
そして俺は俊の中に白濁液を押し流した。
俊も俺がイく間際に2度目の絶頂をしていたらしく、俺と俊の身体は俊の潮?と汗が滴り落ちていた。
少し落ち着いた後、俺は俊に伝えた。
「ごめん、好きになってごめん」
「キモいよな、友達からレイプされるとか」
俊は俺の手を握った。
「気持ちよかったから許す」
「あと、僕も詩信の事は好きやから全然キモくないで」
俺は今日2度目の信じられない出来事が起きてしまった。俊と恋人同士になれたのだ。
心臓がはち切れそうだ!
今から俊のことを恋人と呼べるのだから天にも昇る様な気持ちだ!
世界で一番幸福な人間は俺だと胸を張って言えよう。何があったって前を向いて歩ける気がした。
しかし、恋人になって初めての共同作業は俊の中に出した俺の白濁液の処理だった事は少し恥ずかしい出来事でもあった。
死が2人を別かつまで ノビシロの伸びの部分 @shinchan0818
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