概要
「見えない顔、紙袋の少女とイケメンの幻想が織りなす、ラブストーリー」
神梟なかみは、生まれたときから紙袋をかぶっている少女。自分の顔を見たこともなければ、誰もその中身を知らない。中学で学校一のイケメン、池田メンディに告白されるが、自信のなさから彼を振ってしまう。数年後、国民的アイドルとなったメンディは美女たちの告白をすべて断り、なかみの「見えない魅力」に執着し続ける。やがて再会し、ついに紙袋の奥を覗く瞬間が訪れるが――そこで待っていたのは、誰も予想できなかった真実だった。幻想と現実が交錯する、切なくもどこか滑稽な青春ラブストーリー。