猫かぶりな彼女が嫌い
海月
プロローグ
私は彼女が嫌いだ
彼女はいつも、ニコニコしていて明らかに私は優等生ですと言っているように感じる
誰かが欠けていたら必ず話に行く
そういう人だ
でも、私には彼女が猫をかぶっているようにしか感じない
私が図書室で本を読んでいると
「何読んでるの?」
と聞く
それを私は聞かぬふりをしていた
それでも彼女は無視しても、そんなのお構い無しにしつこいくらい聞いてくる
そして私が
「.....あなたには関係ないでしょ」
と言って席を立ち図書室を出た
帰ろうと下駄箱にいると
彼女は聞いてきた
「ねえ、何の本読んでたの?」
「....なんでそんなこと聞くの」
と聞くと
「え?だって知りたいから」
と彼女は言った
理解できなかった
なぜそんなに私に構うのか
でもそれには理由があった
彼女にもそんなことがあったなんて思いもしなかった
猫かぶりな彼女が嫌い 海月 @huyumikurage
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