第9話「2人だけの秘密だよ!!」
「失敗せずにうまくいったね!!!今のマホウ水マホウとは違うみたいだけど、どこでならったの??」
「う・・・うん・・・うまくいってよかったけど・・・なんかよくわからないうちに使えちゃった!!テヘ!!」
(いやいや本当に何で使えんだよ!!おれって人じゃないのか・・・いやいや!!そんなはずない!!しかもあって間もない子が見てたから絶対化け物扱いされる!!)
おれは一人、ソワソワしながら落ち着かずそう考え込んでいると
「さすがスターだね!!!わたしたちと同じぐらいなのに2つもマホウを使えるなんて改めてすごいなー!!!」
とラルムがほめてくれたので今さっき悩んでいたことが一瞬でふっとび心が軽くなったところで
「ねぇ~~スターさん!!!わたしね水マホウ以外のマホウ初めて見たなぁ~!!!」
と上目づかいでそういってきた。さすがにここまでいわれて彼女が何を言いたいのかが分かったので、おれはすかさず
「わかった!!わかった!!もう一回お見せしますよ!!お嬢さん!!」
と冗談を言うと顔お赤くして
「わかったなら早く見せてよ!!!」
と言われ照れ隠しなのかかなり思いっきり背中をたたかれた。
「いって・・・じゃー!!やってみるね!!よく見とくんだよ!!」
「よろしくおねがいします!!!」
と軽いやり取りをしさっきと同じように両手を前に突き出し呪文を唱えた
「テッラ!!!」〈シーーン〉
(あれ?失敗か・・・自信満々に言った手前かなり恥ずかしいんだが・・・)
そう思った矢先目の前の光景が変わっていくのが見えた。
(あ、もしかして!!地面に手を付けたほうがはやく使えるのかな・・・)
そう考えていると
「さっきも見たけど、このマホウ、ベンリだよねーー!!!わたしにも使えるかな・・・・」
この光景を見たラルムがそう言って考え込んでいたので、
「うーんどうだろう・・・おれが言うのも変だけど基本的には人は水属性しか使えないみたいだしね・・・だけどもし使えたら確かにベンリだよね!!」
「たしかにスターが言うのは変だけど、スターが使えるということはわたしも使えるかもしれないよね!!!」
と前向きなことを言って笑ってくれた。とそうこうしているうちにお昼になり昨日の事もあり一度お昼を食べてからもう一度集まる約束をし解散した。
お昼を食べに戻るとロッテはかなり驚いた顔をしていたが、ご飯の用意をしてくれて食べた後
「いつもの場所に戻るのですか?」
と聞いてきたので
「うんもちろん!!いまもマホウの特訓中なんだよね!!」
とウソともホントともいえないことを言いながら急いで準備をしてまた特訓場に戻ろうとするおれにロッテが
「最近森の主の目撃情報もあったので本当に気を付けてくださいませ!」
とかなり心配されたが、
「うん!!わかった!!気を付けるね!!」
といいまた特訓場へ向かった。
特訓場につくとラルムがすでにいて、こっちに気づき駆け足でこっちに向かってきながら
「おそーーい!!!楽しみしてるんだからはやく!!!」
「ごめん!!家の人にちょっと心配されて遅れた!!」
「あ、そうなんだ!!ごめんめ!!つよく言い過ぎた!!」
「気にしないで!!」
という会話をした後にさそっく畑を作り始めようとしたが見たるだけで退屈しないか気になりラルムに声をかけることにした。
「ね~!!今更だけど見てるだけになるけど本当にいいの?」
「うん!!!見てて面白いから全然タイクツしないよ!!!」
「わかったよ!!そしたら今からマホウで試したいことを試すからおれの後ろにいてね!!」
といいラルムが後ろにきたのを確認し、先ほどとは違い手を地面につきながら
「ラッテ」〈ドーン〉
と唱えるといきなり地面がえぐられてさっきとは違いと威力がすごいのでうまく マリョクをコントロールしながら黙々と畑にして行ってるとラルムのことを忘れているのに気づき
「あ、ごめん!!一人で黙々とやってしまった!!」
「全然気にしないで!!!サクサク作業が進むところとか、いつも見てるのと違うマホウのベンリなところが見ててすごく面白いよ!!!」
「なら、よかった!!あ、そうだ、このマホウのことは2人だけの秘密だよ!!」
「うん!!!わかった!!!」
「大丈夫だとは思ってるけど、絶対に!!お父さんやお母さんや友達には話したら 大変なことになるから言ったらだめだからね!!」
「わかってるって!!!この約束は絶対守るよ!!!」
としつこいぐらいに念を押しておいた。
「そういえば、明日も来る?同じ感じになるかもしれないけど」
と聞いたらキョトンとした顔で
「あたりまえじゃん!!!こんなすごいことは初めてだし面白いことがいっぱいるから来るに決まってんじゃん!!!」
とすごい勢いで言われた。
最弱国家に転生したおれが最強国家にするまで~マホウと知識チートで無双します~ 水玉紅葉 @mizutamakouyou
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