何度でも

何度でも
何度でも投げる
この暗い夜の不審者になっても
キミにたい焼き食べさせたいんだよ
このスローで
だんだん投げる
皮とあんのもちもち
自分からキミへ
順々に投げる
何十回も投げ下ろし食べたなら飲もう
丘の上でキミを見ると感じるこのさみしさも
小豆色で手が染まるころにはもう忘れてんだ
僕の背は好都合に低身長
だから投げたいんだ
でもお父さんみたいに遠く遠く投げつけても
また消えてしまうんだ。