最後にスカッとするお話。男性の方はどうなのかな?彼女に飽きたから別の女を食いたいと思い、作戦を練るクズ男。作戦は大成功。男と女の関係を寿司に例えて、うまいこと言ったなと悦に入っている主人公。自慢話を聞いていた寿司屋の大将は、彼に鉄槌を下す。そのやり方は‥‥正四面体は正三角形が四つ集まってできている。彼ら四人の関係は、男一人に女二人、または女一人に男二人の三角関係でもある。そう考えると面白い構図が出来上がる。1分で読める(私はもうちょいかかった)おススメの掌編です。
あいよっという掛け声とともに出てきそうなネタは、とてもツンと効いてきます。ネタの一つ一つにバランスがあり関係があり、そこには整列されたような美しき距離感と立体美がある。それがわからない内は、まだまだ人生を楽しんでいるとはいえねえかもしえねえ。なぜか涙がちょちょぎれる。それはきっと、わざびのせい。
身勝手な独白から始まる物語は、読み進めると人間関係の歪みをあぶり出していきます。短い文字数の中に「関係の在り方」や「バランス」という普遍的なテーマが凝縮されていて、読み終えたときには短編とは思えない厚みを感じています。作中の人間関係だけでなく、自分自身の周囲の“つながり”まで考えさせられる──この短さでここまで読ませるのは見事です。気づけばその後の展開まで妄想してしまう。読むのは1分、余韻はずっと先まで……まさにお得な一作です。軽く読めるのに後味はしっかり辛口。おすすめします!!
タイトルと紹介文を読み、思った。どうした、平手さん😳!!!お作品を読んでみて、思った。あ〜、平手さんだ👀♪