思い出と夢の話。作中で引用される詩や音楽のセンスが非常に素敵。また、作中で主人公を含めほぼ全く人名を使うこと無く物語が進むにもかかわらず、最終的には主人公に強く感情移入してしまう。きっと一瞬のことだったのでしょう。それでも美しい人生を振り返ることが出来るそんな愛の話です。