レディースエステはおさわりNG
放課後、バスケ部の瑞季から借りたベンチコートに身を包み体育館に向かった。
「おう、一年!ちゃんと連れてきたんだな!やれば出来るじゃねぇか!」
なんて瑞季の肩に手を廻して先輩は偉そうにしている。この人がキャプテンだ。
「一年男子様は部室に案内するよ。私達三年とゆっくり休もうじゃないか」
後ろで何人かの先輩がニヤニヤしている。
「ちょっと先輩方、陽太君は…」
「「「一年は黙ってろ!」」」
おお、先輩方がやる気だ!
瑞季に大丈夫だからと目線を送りキャプテンと話す。
「先輩、密室に一人で行く訳ないですよね?警備員も一緒でいいですか?」
「くっ」
くっ、じゃないだろうに。
「じゃあ勝負しましょうか?先輩が勝ったら合意の上で部室に行きますよ。もちろん警備員無しでね」
「またフリースロー対決か!いいだろう、あれから練習はしてきたんだ今回は…」
「待ってください!毎回フリースロー対決じゃ詰まらないですよね?今回は先輩にマッサージしてあげます!」
「マッサージ?」
「そ、マッサージ。先輩が気持ち良くならなければ勝ち。厳密には逝かなかったら勝ちですね。審判は先輩自身でいいですよ。自己申告でいいですから。やりますか?」
「乗った!マッサージで逝くなんて無いだろ、それに私が逝ったと言わなければ勝ちだろうに男子はバカなのか?」
では体育館の端を借りて準備しよう。
ヨガマットを敷いてその上に大きいバスタオルを敷いて完成だ。
「先輩はパンツ一枚になってうつ伏せに寝てくださいね。恥ずかしかったらバスタオル巻いてくださいね」
「パンイチくらいなんでもない。このままでいい。こう寝ればいいのか?」
では始めよう。
ベンチコートを脱いでマッサージ屋さんの制服みたいのになる。
胸の所には【ようた】と名札も付けた。源氏名を付けようとも思ったが良いのが浮かばなかったんだ。
「「「きゃぁ♡」」」
「「「えっろ♡」」」
「「「エロカワイイ♡」」」
そうだろ、そうだろ。
栞にも好評だったからな。
こんな格好の男子なんて見たこと無いって言ってたっけ。
先輩もギョッとした顔になっている。
下からはミニスカートの中が見えたのかな?
ではでは。
【ようた】のレディースエステ店オープン!
「ふくらはぎからマッサージしますね」
「これが男の手…大きくて温かい…」
「腕もマッサージしますよ」
「これは気持ち良いな」
「どうですか?逝きました?」
「逝く訳無いだろ!これで終わりか?なら私の勝ちだ…」
「な訳ないですよ。背中もマッサージしますね」
サワサワ
ツツゥ~
と軽く触れたり、爪先を下から撫でるように滑らせる。何度も何度も。
「くひゃん♡はぅ♡」
「逝ってますよね?」
「逝く訳無いだろ!」
太ももをお尻に向かってマッサージ。
たまにお尻を撫でれば。
「はうん♡くぅ♡」
やはりこの世界の女の子は感じ易い。
クラスの子だけが感じ易い訳ではない事が証明された。
「先輩逝ってますよね?」
「逝くわけないだろぅ♡」
パンツに染みが見えてるんだけど…
「では仰向けになってくださいね。足からマッサージしますね」
仰向けにした先輩のお腹に腰を下ろして逆を向き、足をマッサージしていく。
四つん這いになった俺のミニスカートからはお尻が見えている事だろう。
「はぁ♡はぁ♡ふぅ♡ふぅ~♡ごくり」
ガン見されてるな。しかも俺の足を撫でてくる。
でも。
「先輩おさわりNGですよ♡次触ったら
「ひっ!」
体育館の入り口にいる警備員と目が合ったのだろうか。
俺の足から手が離れた。
次はおっぱいのマッサージだ!
もうビンビンに突起している所は触らないマッサージ。
焦らしに焦らすマッサージだ。
いつ先輩が「逝かせてください」と言ってくるのか楽しみだ。
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