第10話マーケット
ブラック・ミート(山岳地帯に住む巨大ムカデ)食いは、その腐ったチーズのような美味に、ぶっ倒れるまで食いまくる。下品なゲットーとは全然別物。マーケットには無い物は何一つ無い。あらゆる国の麻薬の煙で灰が降り、辺りはもうもうとした空気で何も見えない。ゲットーが150の煙に神が微笑んだ。肉黒ムカデが這い回って逃げて行った先には
ベンウェイ医師。「何かの下品な臭いだ!クソッタレのゲットー野郎達め!私の様な紳士は本当に居ないもんだよ。さぁリーこっちだ」リーはベンウェイと回復センターに…
「さぁこっちだ。ここからが回復センターの心臓部。あいつらは何年もベッドから出た事の無い奴もいた。脳神経機能不全症だ。だが今はどうだ…(ヤク中達がヤクを待ち道に唾を吐いたりする)麻薬は解毒剤に鎮静、鎮痛剤って事だ。つまり麻薬は幻覚剤の正反対の薬って事だ。麻薬を我慢してベッドに居られるジャンキーは居ない。おい!そこのニガー女!この下品な奴らをどこかに行かせろ!まったくマーケット育ちは一生乞食だ!このクソッタレの黒肉食いが!」マーケットで販売されるアヘン、ハシシの樹脂臭い空気は汚染されて何世紀…マーブとムハマド・ユヌスは
ニッコリ微笑んで麻薬をどこかに隠しているのを隠してるつもりだ。「あの白子の看護婦が又アドレナリンをパクりやがった!ここには心等無い!唾を吐いては麻薬を待ち焦がれて黒肉を食うゲテモノ野郎めら!」道は赤土で舗装されておらず、注射器や針やイエンポックス(アヘン吸収した後の焦げ滓)があちこちに落ちている。小学生くらいのゲットー坊主はマリファナをまわしている。「しかしイスラム・コーポレートの屑野郎共!私の施設をこんな汚らしい場所に造りやがった!アッラーは偉大!金貸し野郎のユダ公が今日もでかい面しやがって!こいつら等ソラジン(向精神薬)で押し込んどきゃいい!」マーケットは旅行客とポン引きと売人と売春男と女でごったかえしている。リーは思う……
ここはインター・ゾーンのインドの臭いだ。
タクシー運転手が常にボッタクリを考える。
山の長もこの地にはおりない。神に見棄てられた街がマーケット。アラブ女がブラック・ミートを売る…酷くうるさく。
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