令和7年9月9~15日の朝メモ
夢美瑠瑠
第1話
自分が「出来損ないのダメな奴」という自覚は、高校の入学して、最初に教室に座った時くらいから常にありました。
こういう人を英語では「Bitch Bird 」という。
翻訳のニュアンスがむつかしいが、? 普通は意訳して「ダメな奴」と書いている。
SOB、という罵り言葉があり、これは「Sons of Bitch 」雌犬の息子、という意味。
これも、「畜生!」とか訳してます。
”雌犬の? 鳥?” と、???がたくさんついてしまうが、要するにスラングだから、「出歯亀」とか、「馬鹿」というのと同様か。 なぜウマとシカかと言って、どうせあんまり意味はないと思います。
いろいろと、活字を閲していたら? こういうオレのように、「オレは阿呆かなあ」という、そういう悩みというか煩悶葛藤を吐露している記述もある…が、多くはない。気がする。
「友が皆我より偉く見ゆる日よ花を買い来て妻と楽しむ」という啄木の歌は、有名ですが、そういう希少な例の一つ。
「絶望名人カフカ…」という割と最近の本は、未読やが、そういう趣旨のカフカならではのネガティヴさの? 面白さか…
不条理文学は、迫害妄想の世界で? 一種のマゾヒズムで、で、攻撃誘発性、ヴァルネラビリティー、そういう自覚に悩んでいるので、自虐的なジョークを言うのが癖になっているオレと同じ機序の精神健康法が? 発想が、カフカからはだいたい学べそうな気もする。
本当に不条理に迫害されるハナシ、を現実に書くのが、
ツツイ、東海林さだおさんとかはよく読むからかしれんが、自虐の表現が多い気もする。 媚びを得る、共感を得るのには、自分をさらけ出すような、そういう方略というか行動で、難局に対応適応を図るというのは普通にあるが? 最後の手段でもあって、ツツイでも、極端な? そういう極限状況はめったに書かないですが? 端的には「死にかた」という短編がある。
「死にかた」の導入は、”ある日に職場にオニが現れる”…で、ここからして不条理状況である。
で、…紙数も足りているのであとは端折りますが、???
つまり、「要するにオレはかなりの阿呆で」と言って、許してもらいたい、そういう願望の発露の、そういう懺悔?の文章もある。 ルソーの自伝は「懺悔録」。
宇野千代さんの「色ざんげ」も、未読ですが、贖罪の気味合いで? たぶん弱みをさらけ出す、というイヌやらサルの、適応方略とどこか似通った、そういう創作意図の書物やから、読者に慰安も与えるし、非常にリアルで面白くもあり、実人生での柔軟な発想を学ぶ参考にもなると思う…
だから、本気で書いた本?でないと役には立たないとか? そういうことにもなると思う。 体裁を整えてばかりいる自分は反省しきりである。 ナンノコッチャ。
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