02 ハツコイ……?

「えーとー、志木さんだよね…?小学校ぶりだっけ?」


何とも気まずそうな顔で私を見てきた。

そりゃそうだ。

いじめてたやつがこーやって話しかけてくるなんて思わないだろ!


「ふんっ!あんたも私ごときの名前覚えれたのね」


「えぇ〜?なにそれー」


笑っておどける絢星にムカついていると


「芹ー!同じクラスだねっ!ってあれ?

なに友達?」


えっと誰だ…?覚えてない人…?いや、この感じ中学の友達とかでしょ、

あ、待って、私これ浮いてる、?


「うん。小学校の時のね」

「いや友達なんかじゃ…」


言いかけて止まる。友達じゃないと言ってしまえば私はなんなんだろう、


「たしかにー友達では無いねー!」


またおどけて笑ってる絢星に今度は友達が不機嫌そうにする。


「じゃあ誰なわけ?」

「私の初恋の人!」


ハツコイ…?初、、こい、鯉?鯉ってなんだ、

まさか、、恋…?いやいや、初恋!?!?


「は、、はぁぁぁ!?!?」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る