これに関しては、自分もアンケートを取ったので断言してもよいでしょう。
テンプレ作品を読むライト層向きの作品は完全にパターン化しています。
一方で、一定の成熟した読書感を持つコアな読書ユーザーは、テンプレ作品に漂う拙さや未熟さをはっきりと嫌っており、完全にそのあたりの趣味嗜好が正反対です。
ちょっと言葉が強いですが、「愚民たる一般大衆」と「一部の知識人」とで趣味が異なる、とでも言いましょうか。
前者は傾向がある程度パターン化されている一方で、後者は知識がある分多彩な方面への趣味を持つ傾向にあります。
まんま、カクヨムにおけるライトな読み専と、自らも作品を創作するようなコア読書家の違いのようです。
正直、こちらの作品を手に取るまで「アンナ・カレーニナの法則」という言葉すら知りませんでしたが、概ねこの法則は当てはまりそうです。
その上で、作品を生み出す側は何を目標に掲げるのか、自分の中で明確にした方がよいのかもしれませんね。
色々と知見が積まされる内容でした。