深夜の訪問者

ジュラシックゴジラ

第1話 

雨がしとしとと降り続ける、寒い夜のことだった。

小さな町の外れにある古びた一軒家に、一人の青年・翔太が住んでいた。

彼は都会の喧騒から逃れ、ここで静かな生活を送ろうとしていたのだが、その夜から異変が始まった。


午前0時を回った頃、玄関のチャイムが鳴った。

こんな時間に誰だろう?不審に思いながらも、翔太はドアを開けた。

そこには誰もいない。だが、足元には濡れた足跡が続いている。

不気味に思いながらも、足跡をたどると、庭の片隅に古ぼけた木箱が置かれていた。


箱を開けると、中には古い日記帳が入っていた。

その日記には、かつてこの家に住んでいた女性の記録が綴られていた。

「私には見えるの。夜になると、影が動き出すのを――」

彼女は最後のページにこう書いていた。

「逃げられない。影が私の名前を呼んでいる…」


その瞬間、家の中に冷たい風が吹き込み、玄関のドアが勝手に閉まった。

翔太は背筋が凍る思いで日記を閉じると、部屋の隅にぼんやりと人影が立っているのに気づいた…。

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