深夜の訪問者
ジュラシックゴジラ
第1話
雨がしとしとと降り続ける、寒い夜のことだった。
小さな町の外れにある古びた一軒家に、一人の青年・翔太が住んでいた。
彼は都会の喧騒から逃れ、ここで静かな生活を送ろうとしていたのだが、その夜から異変が始まった。
午前0時を回った頃、玄関のチャイムが鳴った。
こんな時間に誰だろう?不審に思いながらも、翔太はドアを開けた。
そこには誰もいない。だが、足元には濡れた足跡が続いている。
不気味に思いながらも、足跡をたどると、庭の片隅に古ぼけた木箱が置かれていた。
箱を開けると、中には古い日記帳が入っていた。
その日記には、かつてこの家に住んでいた女性の記録が綴られていた。
「私には見えるの。夜になると、影が動き出すのを――」
彼女は最後のページにこう書いていた。
「逃げられない。影が私の名前を呼んでいる…」
その瞬間、家の中に冷たい風が吹き込み、玄関のドアが勝手に閉まった。
翔太は背筋が凍る思いで日記を閉じると、部屋の隅にぼんやりと人影が立っているのに気づいた…。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます