第31話 血戦ニザエモン島 後半戦

 世良彌堂せらみどうは電話を切って、スマホをチホへ返した。


「どこにかけたの?」


 チホには宅配ピザか何かを注文したように聞こえた。


「今、助っ人すけっとを呼んだ。十五分でいい。持たせろ」


 チホが木の陰から少女剣士が伏せているやぶのほうをうかがっていると、灌木かんぼくの林の奥から音楽が聞えてきた。


 世良彌堂によれば、カルロス・トシキ&オメガトライブの「アクアマリンのままでいて」という曲で、24人の彼女の中の一人のカラオケの十八番おはこらしい。 

 そんな説明を聞いている場合ではないのだが。


 林の中から缶ビールとラジカセを持って吉井友実よしいともざねが現れた。


「おや、まだ頑張がんばっているんですか?」

 吉井が呆れたように言った。

「これじゃいつまでたっても、ぼくの歴史年表が完成しないじゃないですか……」


「黙れ、下郎げろう!」

 世良彌堂が叫んだ。


「ここで待たせてもらいますよ。報酬はすでに、ちば興銀東金こうぎんとうがねサンピア支店の口座に振り込んであるんだ。松絵まつえちゃん、さっさとお願いしますよ。ぼくはもう余生には飽き飽きしました……」


 吉井はチホたちが隠れる樹木と少女剣士が潜む藪の間を抜けて岸まで歩いて行った。

 砂の上にラジカセを置いて、どっかと座り込むとまたビールを飲み始めた。


 少女剣士が藪から頭だけ出した。

 仏頂面ぶっちょうづらを目がけて、チホは急いで鉛玉を弾こうとしたが、向こうのほうが数段早かった。

 次の瞬間、チホの顔のすぐ横の幹に、手裏剣しゅりけんが刺さっていた。

 慌てて木の裏に隠れたチホの額に脂汗がにじんできた。


「うむ。手裏剣は脅威きょういだな」


 世良彌堂は横たわったままそう言うと、そばに転がっていた流木に目をやり、チホに取らせた。


「こんな棒きれで、どうするの?」

「チホ、おれをおんぶしろ」


 チホがわけがわからず戸惑とまどっていると、世良彌堂はチホの肩に腕を伸ばして抱きついてきた。


「よし、打って出るぞ。攻撃こそ最大の時間稼ぎ。やつが攻めに転じる前にこちらからペースを乱してやろう」

「ちょっと、本当に大丈夫なの?」


 構わん、進めチホ、と命令され、チホは世良彌堂をおぶって鉛玉を構えたまま藪に向かって歩き始めた。

 世良彌堂は大太鼓のばちのような流木を手に持って、チホの顔の横から碧い目を光らせていた。


 藪の前に立つと、世良彌堂が撃てと言った。

 低い藪だが緑が濃く、敵がどこに潜んでいるのかはわからない。

 チホは適当に撃った。


 三発目を放った直後、藪から逃げるように白いジャージ姿が飛び出して行った。

 少女剣士が振り向きざま投げつけた手裏剣がチホの眉間みけんのあたりに向かってきた。


 チホは目を閉じた。

 カーンと乾いた音がした。

 世良彌堂が棒で叩き落した音だ。


 少女剣士はまた投げつけてきたが、それも世良彌堂が撃ち返す。

 防御は彼にまかせて、チホは鉛玉を撃った。

 今度は少女剣士が白刃でキンッと受けた。


 攻撃オフェンス防御ディフェンスを繰り返しながら両者は七、八メートルの距離を保ったままじりじりと湖岸のほうへ横滑りしていった。


「これは意外とおもしろい。なかなかの迫力ですよ」

 吉井はビール片手に観戦している。

「なるほど、二人羽織ににんばおり戦法ですか。プロの殺し屋相手に、やりますな」


 少女剣士が放った四本目の手裏剣も世良彌堂は弾き返した。

 手裏剣はそれで最後だったらしく、少女剣士は両手で刀を構え、こちらをにらんでいる。

 間合いを計っているようだ。


「助っ人はまだか。そろそろ十五分たつのだが」

 世良彌堂があせり始めていた。


 チホはデニムのポケットを探った。

 ナス型オモリはこれで最後の一発。

 あとは世良彌堂にもらった小石しかない。

 時間稼ぎも限界だった。

 少女剣士が刀を振り上げ、前に出た。

 チホは透かさず撃った。

 最後の鉛玉もキンッと弾かれた。


「チホ、もういい」

 世良彌堂が耳元でささやいた。

「残りの弾を撃ちまくって、ボートまで走れ。おれと吉井がやられる隙に逃げるんだ」

「彌堂君」

「もう十分だ。おれの護衛ごえいにんく。せろ。失せてくれ」

「何言ってるの?」


「あぁァ~ 二人違う道をぉォ~ 歩き始めたねぇェ~ あの時からぁァ~」

「いい場面ですね」鼻歌を歌っていた吉井が言った。


「男の子が命懸けで言っているのです。悪い話じゃない。お嬢さん、お逃げなさい。そして、ここで見聞きしたことは忘れてください。口外しなければ、協会もあなたに手を下すことはないでしょう。恥じることはない。世をあざむき、己も欺く、吸血者なら誰でもやっていることです」


「やめて!」チホは叫んだ。

 彌堂君も離さないし、協会もあんたも許さない。

 一度背負ったものはこれからもずっと背負うし、一度知ったことは忘れない、絶対に。


 雰囲気で弾切れをさっしたのか、少女剣士が能面のうめんの口元にかすかに笑みを浮かべ、こちらへ向かってきた。


 チホは世良彌堂をおぶったまま後退する。


「チホ、もういい。おれを捨てろ。捨ててくれ」


 懇願こんがんする世良彌堂を無視してチホはおぶったまま小石を放った。


 少女剣士の刀が小石を、コンと軽く跳ね返した。

 能面の笑みは今や嗜虐しぎゃくたのしむ歓喜へと変わりつつあった。


「彌堂君、それ貸して」

 チホは世良彌堂の手から流木を奪った。

「おい、どうするのだ?」

 地面に下ろされた世良彌堂がチホを見上げた。

「闘う。これであの子を思い切りぶん殴る」


 右手で殴れば普通の人間なら分けなく倒せる。

 問題は殺し屋に通用するかどうかだが、やるしかない。

 たとえ斬られても、叩き返して、あばら骨の五本や六本はブチ折ってやる自信はある。


 チホは横たわった世良彌堂の前に立ち、り足で近寄って来る少女剣士を待ち構えた。


「無理だ。やめろ。もうやめてくれ。おい、助っ人はどうした? もう十六分だぞ。クソ、料金割引だからな」

 世良彌堂が空に向かって叫んだ。


「ふふ、楽しませてもらうね」

 少女剣士がすずのような声で初めてしゃべった。


 チホとの距離はもう三メートルしかない。


「おや、何の音ですか?」

 吉井が空を見上げた。


 チホも空の音が気になったが、流木を持ったまま少女剣士から目が離せなかった。


 少女剣士も元の能面に戻ってチホと睨み合っていた。

 指弾しだんの腕前を見たためか、急がずじっくりと攻める構えだ

 だが、次第に大きくなる重低音の下、やはり気になるのか先に視線を外して頭上を見渡している。


「チホ、下がれ。援軍だ」

 チホもようやく空を見上げた。


 西の空から何かがこちらへ飛んでくる。

 

 いつかの農業用ドローンではない。

 本物のヘリコプターだ。


 吉井がラジカセを止めた。

「……せめて僕を殺す時だけぇェ~ アクアマリンのままでいいぃィ~」

 何度かリピートされていた曲はそこで途切れた。

「まったく、余計なことをしてくれたようですな……」

 吉井はやっていられないとばかりに目を閉じて溜め息をいている。


 竜巻のような風が吹いて湖面に白波を立て始めた。


 湖岸はたちまち厚い砂埃すなぼこりおおわれてしまった。


 島の四人は大きな影の中に入っていた。


 中腰で強風に耐えていたチホは薄目を開けて空を見た。


 太陽を隠して余りある巨体が空に浮かんでいる。


 上空へやってきたのは、ただのヘリコプターではなく、大型の輸送ヘリだった。


 風はさらに強くなり、チホは世良彌堂と一緒に地面に伏せた。


 ヘリから縄梯子なわばしごが下ろされ、風にあおられながら男が一人降りてきた。


 チホは地面に伏せたまま、いぶかしげにその光景を見守った。


 島に降り立った老人は余程足腰が丈夫なのか、強風の中びくともせずに立ち尽くしている。


 作務衣さむえを着て、いかつい顔でチホたちを睨回ねめまわす様子は、出来の悪いティラノサウルスの着ぐるみのようだ。


 老人が何かを叫び始めた。


 激しい風で途切れ途切れになりながらも老人の声はチホの耳まで届けられた。


「……おれが作った海ほたる……おれが作ったアクアライン……おれが作った富津ふっつ火力発電所……このダムもおれが……だう!」(注1)


 老人はやはり地に伏せていた少女剣士をギョロ目で見据みすえると、そちらへ向かって持っていたピストル型のノズルを構えた。

 ノズルはホースで老人が背負ったタンクへとつながっていた。


「……可愛い子供たちの……時代のために自民党が……あるってことを……忘れるな……だう!」(注2)


 いかつい顔の老人は叫びながら、少女剣士に向かって黒い液体を噴射し始めた。


 少女は立ち上がり反撃しようとするが強風に足元が覚束おぼつかないようだ。


 吹きつけた黒い液体は強風にあおられ、大蛇のようにのたうって少女剣士に襲いかかり、彼女の白いジャージを見る見る黒く染めていった。


 チホが老人に気を取られていると、今度は上空に静止していたヘリのドアから何かがつづけざまに岸近くの湖面ヘ落ちて、大きな水飛沫みずしぶきが起きていた。


 波紋の中から小さな頭がぽつぽつと泡のように浮かび上がる。


 やがて岸へ向かってい上がってきたのは、おそろいの黄色い帽子をかぶり水色のお遊戯服を着た幼稚園児たちだった。


 園児は、全部で十五名。


 老人が、だう! だう! とけしかけると、目が座った園児たちは強風の中、つまずいたりころんだりしながらも、ゆっくりと確実に黒い液体が吹きつけられたほうへ向かっていった。


 少女剣士は黒い液体が集ドンビ剤「ルカあーす」だと気づいたのか、ジャージごと脱ぎ捨てようとしたが時すでに遅く園児たちに囲まれてしまった。


 ジャージのポケットから小型のスプレーを抜いて、あたりに振りいたが園児たちに変化はなく、少女を囲むかごめの輪はすぼまっていった。


 園児たちの鼻にはプラグが差し込まれていた。

 チホが長野の山村で見たものと同じだ。

 この子たちには忌避剤きひざいが効かないのだ。


 少女剣士はスプレーを投げ捨て、改めて刀を構えると、先頭の子供へ斬りかかろうとした。


 チホは立て膝になるとポケットにまだ一個残っていた小石を左手に載せた。

 よく見ると小石じゃなかった。

 これ、ピスタチオじゃん。

 世良彌堂は彼女たちに膝枕でピスタチオを割らせて食べさせてもらうのが好きなのだとか。


 この甘えん坊が!!

 チホは、思い切り弾いた。


 はっと気づいた仏頂面がこちらを見た瞬間、ピスタチオが額に当たって弾け飛んだ。


 思わず顔を手で覆う少女剣士にゆっくりと子供たちが襲いかかっていった。


「……お姉ちゃん遊ぼう……お姉ちゃん遊ぼう……」とささやく子供の声が聞えた。


 まだ意識が残っている園児もいるようだ。


 風の中に少女のカワイイ絶叫が鳴り響いた。


 群がる子供たちの中から刀を持った腕が一本突き出していた。

 その腕もすぐに旺盛な食欲の沼に沈んでいった。

 凶暴なアリたちによるカマキリの解体ショーである。


 これが本当のライフ・イズ・ブラッディーノーフューチャー。


 チホの目の前でさっきまで一体の少女だったものが血塗れのパーツに府分ふわけされてしまった。


 老人がまた何か叫んでいた。


「……わたくしを応援してくれた……わたくしを育ててくれた……ふるさとの愛情によって……今日の発言権が得られたのです……ご静聴ありがとうだう!」(注3)


 口を血糊ちのりでべたべたにした園児たちが、着陸したヘリの中へ戻っていく。

 老人はあたりに転がった骨つきの肉片や頭部、右手首がついたままの刀など少女剣士の残骸ざんがいを拾ってゴミ袋に入れた。


 ヘリのプロペラが回り始めた。


 強風がまた島を襲い始めた。


 飛び上がる直前、老人がヘリのドアから何か書類を、だう! とチホに向かって投げて寄こした。


 砂埃すなぼこりの中、チホは薄目を開いて立ち上がりその書類をまみ上げた。

 請求書だった。


 ヘリのドアから老人が顔をのぞかせ、チホに向かってニコッと笑い敬礼した。


 周囲の木々を暴風で揺さぶりつつ大音響とともに輸送ヘリは飛び去っていった。


「大丈夫?」

 チホは地面に腹這はらばいのままでいる世良彌堂へ駆け寄った。


「何とかな」

 世良彌堂は砂地に頬杖ほおづえを突いてチホを見上げた。


 表情はいつもと同じだが、袈裟斬けさぎりにされたパーカーの背中に拡がった染みが痛々しかった。


 世良彌堂は手に持っていた紙切れを差し出して見せた。

 タクシーの中にあったチラシを世良彌堂は何故なぜかポケットにじ込んでいたようだ。


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「彌堂君」

 チホは世良彌堂のそばにしゃがみ込むと、請求書を摘まんで彼の目の前で揺らした。

 総額の欄に記された数字は、頭が4で0が6個ついていた。

「400万円だって。これ、払えるの?」


「そいつは、元薩摩藩士もとさつまはんしのものだ」

 世良彌堂はうつ伏せのまま顔を横に向けた。


 碧い目がにらんだ先には、岸辺に力が抜けたように座り込んでいる男がいた。

「おい、吉井。貴様のおごりだ。いいな?」


「参ったな。あんな無粋ぶすいな者たちを呼び出すとは。お陰で、ぼくの物語が台無しじゃないですか……」


 吉井友実は自嘲じちょう気味に笑うと、大きな溜め息を吐いて砂地から腰を上げた。


「ぼくはまた死にぞこなった。こうなったら、坂本君にもらった名刀・来国光らいくにみつで自決でもするか。その前にもう一本、ビールだな。男は黙ってサッポロビール、ぼくは途方に暮れてキリンビール、ってか?」(注4)


 吉井はチホの手から請求書を受け取ると、ラジカセからまたチホの知らない曲をれ流しつつ元来た島の奥へと消えていった。


「さよならセシル 渚に今 思い出を集めて きみの書いたダイアリー 読み返すよ」


「あれは、何て曲?」

 吉井の背中を見送りながら、チホはいた。


「クリスタルキングの『セシル』だ」

 即座に答える世良彌堂。 

「いけ好かないオヤジだったが、選曲のセンスだけは認めざるをえない」


「渚ににじむ アイ・セイ・グッバーイ アーイ・ラヴュー マイ・スイート・セシール きみは……」

 甘ったるくて古臭い曲だが、これも世良彌堂の彼女の持ち歌なのだろうか。


 仁左衛門島にざえもんじまの岸辺は静けさを取り戻していた。

 砂地を汚した黒い「ルカあーす」も少女剣士の赤い血もやがて雨と波に洗われてしまうだろう。


「彌堂君。帰ろう」


 太陽はもう東の峰の向こうに隠れていた。

 夕暮れに追いつかれる前に島を離れたかった。


「起こしてくれ」

 チホに向かって両手を伸ばす世良彌堂。


 チホはまた世良彌堂をおぶい、砂地に乗り上げた手漕ぎボートに向かって歩き始めた。


「……彌堂君、寝てるの?」

 話しかけても黙っている背中の世良彌堂にチホは訊いた。

「あれ、何かちょっと軽くない?」


 チホ……と声がした。


 背中ではなく、もっとうしろの方からだった。


 チホが振り向くと、砂地に点々と寒天かんてんゼリーのような透明な物質が落ちていた。


「ちょっと、彌堂君? ……彌堂君!?」

 チホは自分の背中でぐったりしている世良彌堂に呼びかけた。

「彌堂君、しっかりして! 彌堂君!!」


「おい、チホ。おれは、こっちだ……」

 世良彌堂の声とは思えない野太い声が響いた。


 声は砂地に転がっている寒天ゼリーのほうから聞えてきた。


 大きなものは漬物石つけものいしくらい、小さなものはテニスボールくらいの寒天ゼリーが五つほど落ちていた。


「ここだ」

 野太い声は十二、三メートルうしろに転がっている漬物石大の塊から聞えた。


「ここって、どこ? どれ? どっち?」

 チホは混乱していた。


「こっちだ」

 今度は数メートル後方に転がっているソフトボール大の寒天ゼリーがぷるぷるとれていた。

 

「どうも、これも、おれのようだな」

 その声は世良彌堂の声を三倍速にしたように甲高かった。

「たぶん、全部、おれだ」


 チホはおぶっていた世良彌堂を下ろした。


 体がダウンジャケットのように軽くなっていた。


 チホの腕の中で世良彌堂は虚ろな目で空を見上げていた。


 チホが怖々と青白い頬に触れると肌がぺこんぺこんと頼りなくへこんでしまう。


 少し強めに胸を押すと、ふがふがふがという奇妙な音を立てて世良彌堂はしぼんだ。


 それは裂けた背中のあなから空気が抜けた音だった。


「傷が開いて、おれが外にれてしまったらしいな」


 すぐ足元に転がっているテニスボール大の塊がねずみが鳴くような細い声で言った。


「何なの、これ……どうなってるの? 意味がわかんない」


 チホは少年の空気人形になった世良彌堂を見詰めていた。


「チホ、ボケーっとしてないで、早くおれを拾い集めろ」


 五つの塊がコーラス・グループのように声を合わせて言った。


「おい、早く頼む。おれが砂にみ込む前に」



(つづく)











(注1)(注2)(注3)ハマコー語録より。

浜田幸一(はまだこういち)(1928~2012)政治家。武闘派。千葉県富津市出身。

愛称は「ハマコー」。「だう!」は晩年のハマコーのツイッター(現「X」)投稿時の決まり文句。一時期流行したツイッター用語「~なう」の変形。

暴言と暴力的なパフォーマンスによって存在感だけは突出した政治家だった。イデオロギーが後退し、政治家個人のパーソナリティがものをいう時代には、見習うべき点もあるのかもしれない。


(注4)「男は黙ってサッポロビール」

1970年のサッポロビールの広告のコピー。イメージキャラクターは俳優、三船敏郎。

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