第7話 既に多くの月をその口より我に示せる頃、我はわが行末の幔を裂きし凶夢を見たり

「よく探して」


しっかりと掴んでいたはずの腕はするりとすり抜け、彼は、まあつまりモルペウスはその炎の中に溶けていった。相手が夢の神では腕を握ったくらいでは掴めないか。


しかし、この炎はどうしたものか。火柱は高く上がり、どうも概念的に『飛び越える』ことを封じられている気がする。よく探せとは言うが、これは試練か何かか。

ぐるりを見渡すと火の中に何か動くものを見つける。本当に探したら居るものだ。飛び込めということか。まあ、所詮夢なのだろうし心配しすぎても始まらない。


思い切って火中に入ると思った通り焼かれるような感覚はなく、輝く火の中に虚ろな顔をした子どもが立っていて、何かに向かって右手を伸ばして、その彼についてはちゃんと火で燃えていた。何がちゃんとなのかという話だが、消去法で彼を引きずり出さないといけないということだ。

おいでよ、とその狼男の少年を火から引っ張り出すと、炎の外は雪深い山中だった。コキュートスも山中みたいな風景といえばそうだが、もっとイージーというか、森林に覆われた山中でまだ生き物の気配がある程度の山だ。


金色の炎で焼かれている少年を地面に転がして雪で消火すると、呆けた様子で見てくる。魔族とはいえさっきまで燃えていたのに元気に動けはしないか。

私はポケットを探って、


「これを飲むといい」


レッドブル。


彼はかなり覚えのある顔で眉間に皺を寄せて睨んできた。言いたいことはわかる、ポケットから出てきたレッドブルは生ぬるいし、よく振られていそうだ。


渋々ゆっくりと250ml缶のプルトップを持ち上げる少年に(内容は暴発せず、気の抜けた音を立てた)星図盤を翳すと、星か何かの光が詰まっていた。


「これがシリウスか」

「なにそれ」

掠れたハスキーボイスで訊いてくるので、

「さあ、何の意味があるんだろうね」

正直めに答えた。不服そうにレッドブルを飲んでいる。


「早く逃げないと……」

「なに?」

「魔王が来る」

「ああ、これ陛下の毒炎ね。無暗に神々しい」


早くしろと目で訴えられ、そのようにする、つまり雪の積もった木々の間へ入っていく。急かした方の少年はやはり足元が覚束ない様子だったので、左手を引いて。

足元はコキュートスの凍った地面とも違う歩きづらさだ。雪が深く積もり、思った以上に深く足が沈んでいく。ここしばらく歩いていたが、私も足元が覚束あるほうではないので軽く羽ばたいた。

にわかに足元の雪が崩れ落ち、轟音を立てて足場が崩落していく。そんなところだろうと思った。大方、ちょっとした木の根とかを取っ掛かりに雪ばかりが積もっているがヒトの体重は支えられない天然落とし穴というところか。

無論何の支障もない。私は飛んでいるので。


「ねえ、大丈夫でしょう」


握った左手の彼に声をかける。さすがに片腕では無理があったので、一瞬手放して両手で抱え込みなおす。


「驚かせるな!」


腕の中で少年が抗議する。偏光する銀色の尾が膨れて怒った猫のようである。


「大丈夫、翼授かってるから」

「はあ?」

「馬鹿だと思うなよ、明晰夢の常套だろ。ただの夢なんだから現実の通りにする必要はない。君、もう仔犬じゃないんだから」


狼が上を向いて目を合わせる。銀色に光る薄い色の光彩がよく見慣れた感じだ。


「そろそろ起きなよ。カフェインも入ってんだし」

「う」


小さい体をゆする。ハートの女王をよく振って仔猫にする要領だ。


「馬鹿、気持ち悪い、リン……」


気が付くと暗闇に転がっていた。

傍らの影に星座番を翳すと、星が詰まっている。


「火を点けていい?」

「別に」


小さめに火を作って照らすと、いつも通りに三番狼である。

試しに火を顔に近づけると微動だにせず、


「危ないだろ」

「危ないって思うなら離れるとか、しなよ」

「あんた今わざとやってるんだろうが」


別に今まで近づけたことはなかったが、しっくりくる反応だった。やはり危ないので彼の前で火を使うのは避けよう。


三度目の正直で本物らしい、とりあえず訊ねてみる。

「その、どうしてあのような状態に」

「さあ……」

「対抗者全員正気失ってしまうんじゃ話にならないぞ。せめてあんたが異常に夢見が悪いからだとか理由があれよ」

クロスは少し顔を覆ってまた少し唸って、「そうかも」と言った。認めるな。

「いや、他人の夢をいじって場を乱しながら逃げているのだとしたら、意味がありそうな悪夢を引き出せる奴を選ぶのはありそうなことだ」

「本当にかよ」

では人選ミスということだ。


このヒトの悪夢で大分足止めを食らったような気がするが、去り際の試すような口ぶりからは逃げに対しての切迫感はなく、この一連を見物して楽しもうという雰囲気であった。自分が神だったらそんなふざけた態度をとってみたい。


「とにかくこの辺にいると信じて探すしかないさ」

「なんでお前が仕切ってるんだ」

「あんたがぼけっと利用されてるからだろ」


クロスは深く息を吐いて、

「火を消せ」

いいよと、点けた火を消す。

彼は少し上方、遠くをしばらく見回して、何か見つけたか袖を引いた。

「なにー」

「月」


多分指さして示されているが、見えない。眼帯もとし視覚補正ゴーグルを常に嵌めているから生の目より余程見えているというのはいかがなものか。


「なんで月だと?」

「神曲のウゴリーノ伯爵のくだりをご存じないか?」

「ご存じあるが、あんななっがいなっがい話のなっがいなっがいくだりいちいち覚えてねえ、時事ネタだし」


答えた通りの理由で覚えちゃいないが、今度は嘲笑の嘆息をついて解説してきた。


「伯爵が月を見て幽閉された月日を数えるくだりがあっただろう、その通りに、月の見えるだけの小窓ひとつあるところが、彼の居る場所」

「うん、なるほど」


いずれにしろ、モルペウスにぶちあたるかウゴリーノにぶちあたるかしかやることがない。目印があるならそれでよい。

他の班員たちや逃げていたあの近衛兵隊の男はどこを歩いているのか少し気になりつつ、クロスが袖引くままに付いていくと月が見えてきた。といっても細い下弦の月で、よくも見ろなどと言ったものである。新月でも月だと言いかねないところがある。それでも暗闇の中で唯一の光源である。四角く切り取られた明かりが細く床へ落ちる。骸骨と見紛うようなヒトの輪郭がほの白く浮かんでいて、もはや骸骨である小さい遺骸がその周りに散らばっている。そのような様子の小さな地獄へ近づいていく。


哀れな老爺である。幼い孫たちは先に飢えて死んでしまった。それはウゴリーノの罪のひとつで、また罰である。ウゴリーノの子たちは己が亡くなった後にその体を食べるように請い、それは罪に加わったかわからない。一方この小さな飢餓地獄を現実に生み成したルッジェーリも冥府へ堕ち、その罪を己の手、というか顎で永遠に与えているのはこの爺にとって孫子の居る(少なくとも年端も行かない孫はそうであろう)天の国でぬくぬくと過ごすより気がすくことだろう。いや、そのような『気』が蟠っている者がコキュートスでなくとも天に迎えられるかは怪しい。そもそもの罪によって『もし天に迎えられていたならば』などという仮定はすべてむなしいが、こんな深いところの罪人は端から天国行きに価値を見出していないとみえる。己の罪深さに対する後悔や嘆きよりも、生を思うままできなかった怨嗟をこの期に及んで吐きだし続けている。ゆえに責め苦は永遠だ。


飢餓の夢の中で狂乱し、それでも激しく体を動かすほどの体力も残っていない、そういうほとんど死んだ男の前でクロスは腰からM500を引き抜いてトリガーに指をかけ一回転。どう見ても過剰である。


「跡形も残らないのでは」

「残してどうするんだ」

「こいつがルッジェーリを噛み噛みする永久機関はコキュートスがコキュートスたるを構成する一要素だぞ」


狼は渋々分かったと言いハンドキャノンを納めた。


クロスはまた装備品からロープを取り出し、さっと爺の首に引っ掛け手早く絞めた。口を挟む間もなく落ちたようで、あっさりと首が力を失って倒れる。

「え?死んだ?」「もとから死んでる」「こんなにあっさりとは思わなくて」

証拠ということなのか闇の底が仄かに明るくなり、冷たい風が吹きつけてきた。元々暗いことには暗いので、よく考えると大した違いがない変化だ。狼は別の拳銃らしきを取り出し頭上に向けて撃つと照明弾で、一瞬荒涼とした氷のすり鉢が照らされる。


「そんでどうする」

「帰れば」


ウゴリーノ伯爵をぶら下げて、これはルッジェーリ大司教のところに返さないといけないのか、判断に迷っていると凍れる地面をものともせずで駆けてくる影があった。八番だ。


「ああ、いたいた、すぐ巻き込まれちゃうんですから」


耳が壊れるかというような爆音が近くで発され、八番の頭が飛ばされる。絶対に早打ちで使うような銃じゃないM500を隣でぶっ放されたからだ。


「クロス?」

「見ろよ、これ銀の弾だから狼人間なら即死に決まってるんだ」

「いや、頭の中身飛んでるの見たし銀の弾っていうかそのハンドキャノンで早打ちヘッドショットやるあんたの腕前はわかりましたけど、そうじゃあなくてね」

「見ろよ」


指さした先の足りていない血濡れた頭は笑っており、口を動かした。


「うあああああああん」

「わっびっくりした」


そのまま不自然に立ったまま八番の姿で語り出す声は、先ほど聞いた男の声だ。

「歓迎をどうもありがとう」

「お帰りください」

クロスが食い気味に言う。確かに言いたいことはそれだが、神に喧嘩を売るのはやめた方がいいと思う。


誰かが吹き飛ばしたので目元が見えない顔は引き続き微笑の形で口を引き上げながら


「託けを与えねばならない。畳まれた領域の薔薇の宇宙に魂は留められ、複製の花弁に溢れていく。花を枯らし、忘却の河に流せ……」


託宣である。じっと聞いていたが、語り出しから終わりまでずっとわからないのでクロスの顔を見て、目が合った。


「見られてもわかんないよ」

「お前もな」

「詳しくって言う余地があるか」

「ないだろ」


全体、誰宛ての、何が関与してどうなるのかの全部がわからない。私か、狼か、この辺境の地獄もとい魔界に対してか?

そしてこのために来たのだろうか。

モルペウスは振り返り、後方へ歩き出そうとしている。どこかへ帰っていくのか。


「何処へ去ろうとしているのか」

「ふふ」


後ろ向きのまま、


「観光」


隣から巨大なため息が聞こえた。


「その歩くたびに夢と現実の区別がなくなるのが困るので、お止めください」


彼が小銃の方を構えて言うと、モルペウスの方は「だってやめるとかじゃあないから」とかなんとか言いながら姿が闇に溶けていく。


乾いた発砲音がしたが、彼の様子をみるに間に合わなかったようだ。


「あんまり喧嘩腰じゃない方がいいと思うけど」

「もう遅いな」


目を閉じて上の方を向いている。

普段よりは苛立っていそうだ。

次にやってきたのはB班の班員たちで、「ああ、いたいた」とカンテラで周りを照らしながら歩いて近づいてくる。ピクシーが先んじて飛び寄り、


「お疲れ~すぐそこがルート上の壁面だからぁ、このヒトは?」

「ともだち」


クロスの耳がぴんと震えて、また何か気に入らなかったかと思っているとまた他方から長身の狼男がやってくる。


「六番」

「本人か?」

「なにすりゃいい?ホクロでも数えるか?」

「本人っぽいな」


三番は肩をすくめた。その本人確認でいいかわからないが、ベルトに手をかけながら言う感じが本人っぽい。なんかよくわからない本人の気分で本当に脱いだりする。それで私も頷いた。六番が怪訝に私を見る。


「この悪魔は」

「知り合い」


尻尾を使って突いてみたが無視されている。

このあたりで近衛兵隊が集まってきたことであるし、モルペウスは気になるものの勤務時間もそろそろ終わるので帰っていいのではと思い始めた。


「このウゴリーノ伯爵ウチの班で貰っていい?」

「いいんじゃねえか」

「良くはない」


六番が言っているがウゴリーノ伯爵を縊ったロープごと貰い受け氷結(ゲットだぜ)してもらうことにした。危険がない状態で拘束していれば後で当局の自動人形が元の場所にセッティングしてくれるとかくれないとかいう話だ。このオちてるウゴリーノは元に戻るのだろうか。


「じゃ俺らそろそろ業務終了だから……」

手を挙げてセペエレの横に寄りながら宣言するも六番に肩から引き戻される。

「いいや、お前は見たものを吐いてもらう」

クロスの方を見ると上の方を向いて息を吐いていた。


「残業はちょっと」

「管理局は関知しない」

「くそブラック。でも班員が心配ですし」

「俺たちなら多分大丈夫ですよ、帰るだけだったら」


セペエレが全然嬉しくない気遣いを返す。気遣いではないかもしれない。

三番が上を向いたままとりあえずの調子で言い出す。


「急いで探した方がいいんじゃないか」

「意見するが、接敵した後の見積りが甘かったと思う」

「コキュートスから出たら捕捉も困難だ」

「三番……行動不能になったし死ぬところだった」


諸々の都合が悪そうで、三番は目を閉じている。六番の言いたいことは私にもわかり、このまま無策に追ってもしょうがないということで、三番がゴネている理由もわかり、私が見たことを話すということは先ほどの、引きずり倒している子供のころのトラウマからレッドブル翼を授けるまで話すのを含んでいるから、恥ずかしいということだ。


「俺さっさと話して帰りたいかも」

「お前、いや……」

「生憎ですが、ゴネていらっしゃる内容も大したことないですし」

「たいしたこと」


少し悲しそうな顔で顔を向けてきて、ちょっと珍しいので怯んでいる、などしているとまた足音が聞こえてきた。何のパーティーやら。いや、集まってくるのは照明弾を放ったためか。


「ああ、いたいた、すぐ巻き込まれるんですから」


胴にペンギンを括りつけた八番が現れた。疲れている時の夢みたいだ。

「あ、元気してた?」

ピクシーが声かけるが、色々拘束されているからかペンギンは瞬きを返すばかりだ。元気ではあるかもしれない。


「なあ、あの感じで仮にも名のある神に戦闘吹っ掛けるのってどうかと思うよ」

「うん」


気のない返事にか、六番が無表情に三番の肩を掴んで振り向かせようとし一旦離す、と八番が顔を顰めて「ウチウチでお願いしますよ」と、ウチウチで彼怒られでもするのか、と眺める。この後最終的に仔猫扱いの話されるの嫌だろうな。


「長くなるならウチら帰ろうかぁ」

「えーん、まあいいと思うぜ」

「あ、また狼女」


ゴブリンが振り返る方からピンク髪の長身狼女である二番が見えた。八番も来た、当然集まってくるだろう。

急に三番が小声で言ってきた。「貸せ」「ん?」「あれ」「火?」「シリウス」「ああ」星座盤を取り出す。取り出した流れで垣間見たところ、このパーティー的集まりに暗闇が空いている。私の反応で見るまでもないと思ったのか、三番は握りっぱなしの小銃を狙いもそこそこで発砲した。


またか、という感じだが周りは八番天丼事件など知らないので呆気に取られている。肩から胸辺りに当たったようで二番は肩口を押さえながら後ずさり、わらわらしているB班たち(といっても実際セペエレとゴブリンということ)の背後に回り、三番は追い打ちを諦める。六番と八番は判断がつきかねるのか一瞬沈黙した後、八番は二番のもとに走って六番は三番を羽交い絞めする。


二番のもとに小銃を構えた八番が飛び込んで「二番」と呼びかけたあたりで、そのまた背後から二番が(いや知らない巨大狼だがピンク毛だったのできっと二番だろう)撃たれた二番、つまり結局モルペウスに飛びかかり、勢いよく押し倒した。


あっという間に場が展開したのでその間の私はぽかんとそれを眺めてから、


「これでまた三番が二番だったら面白くない?」

「面白くない」


羽交い絞めされている三番が答えてくれた。

八番がピンク狼に訊いている。

「二番!こっちが二番で合ってる!?」

「無論。八番やれ!」

「待て八番」「撃てすぐ撃て」

全員がちゃがちゃ言っているが、八番ヒラは特に間もおかずパスパスと音を立てて撃ったようだ。頭だろうか。


「プラグイン【ケルベロス】により、数分後にトリカブトの毒、痺れをもたらす」

「痺れだけ?」

「相手が神なら、期待値として」


淡々と世間話している私たちに六番が羽交い絞めそのままで


「何が根拠で撃った」


その辺で買った胡散臭い変な玩具同然の魔道具で私もちょっと自信満々とは言えないが、無言で星座盤を差し出してやる。

「これがさ、全ての者が秘めている星を表示すると」

六番が星座盤を取り上げ検分する。

「眉唾だ……そこの錬金通りに売っている玩具に見える」

「その通りです」


ふざけたことをやっている扱いされているので(その通りだが)補足を添える。


「体温だか魂振なんだか、チープな仕掛けだと思う。星はともかく。神の実体というのを捉えられないという形で、案外見分けに役立ったのかも」

「あれが本当に二番だったらと思わないのか」

クロスは答えない。


「ではなかった。賛美はしない」

狼姿の二番が口に眠ったような男性神を咥えて私たちのもとに寄ってきて、向こう側で八番が「一般労働者の皆さんはもう帰ってくださーい」などと呼びかけている。私も帰りたいのだが。


「いやあ、じゃあ、もう帰るわ。じゃあねえ」

「ピクシー姉さん……」

「明日も一緒だといいね……」


まるでその見込みがないかのようにピクシー姉さんは離れていった。

「なあ、もうモルペウスこれでしょ、俺も帰っていいんじゃないかな」

狼たちはそれぞれバラバラに「せっかくだから聴取しよう」「洗いざらい吐かせるべきだ」「全然後からでも聞けると思いますけど」「早くしてくれ」とかざわざわ話し合ったあと、二番がひとつ頷き、


「ウィンターホームに引き上げて吐かせる」

吐かせることに固執されているようだ。

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