にわかスコッパーが語る小説投稿サイト解説(にわ解説)
①ハーメルン
・評価(☆)
ハーメルンは各話の右上メニュー、もしくは下から、最大☆10まで入れる事ができます。
公開設定の評価は他ユーザー全てに誰が入れたのか見えてしまう事に注意。ただし、私の知る限りでは公開設定で堂々と☆をいれるユーザーの方が多数派です。
また、評価は感想と違って作者様に通知が行かないので、過去作に入れた場合などは気付かれない事も割りとあったり。
ハーメルンは趣味の色が強いサイトなので、他のサイトよりも評価に熱心な人達が多く、中には面白い小説を見出だすセンスだけで他読者から一目置かれている有名人も。ある意味では読者も注目されているのです。
ちなみに、作者側のために付け加えますと、PC版の表示に切り替えて「作品評価」を押し、小説名を選択する事で、「誰が」「いつ」「何話まで読んで」「どういう評価をしたのか」確認できますよ。
・ハーメルンの特殊な評価システム
ハーメルンは評価システムが他サイトよりも格段に複雑です。しかし、それは「読者にとって参考になる評価軸」を目指した結果なので、面白い作品が公正に評価される環境とも言えます。
まず、読者側が覚えておくべきは、ハーメルンでは「バーの色」が平均評価(後述)を示し、最高の「赤バー」になると読者数が桁違いに跳ね上がるという事です。
作者の多くは「赤バー」と「ランキング入り」を目標にしており、読者の高評価は心強い応援になります。
そして、ハーメルンの評価バーの色は基本的に平均で決まるのですが、「10人が評価を入れたら、最高評価と最低評価が1人ずつ消える」というデスゲーム方式の調整平均なんですよね。
(最初だけは5人評価で消える)
逆に言うと「1人が低評価しても9人が高評価すれば平均は下がらない」わけです。だから、評価数が少ない序盤を低評価されずに乗り越えられるかが腕の見せどころ。
更に、ある意味では赤バーより読者獲得の助けになるのが「日間ランキング」。
その読者の「最初に入れた評価」が☆10(最高評価、回数制限あり)や☆9(実質最高評価)であれば、一気にランキングを駆け上がり、皆の目に触れる事ができます。
ハーメルンはユーザー間交流が盛んでない事もあり、この辺のシステムを理解していない読者もいるので、ここで知って頂きたい。
(なんなら、作者でも理解してない人はそこそこいる。難しいから仕方ない)
・作品捜索掲示板
ハーメルンの「作品捜索掲示板」を知っていますか?
まあ、一言で言えば「匿名掲示板が匿名じゃなくなったヤツ」なのですが、ハーメルンにおいては大きな意味を持ちます。
これは匿名掲示板を利用した事のある人なら分かると思いますが、新たな書き込みがなされると、そのスレッドは一番上、つまり目立つ位置に移動します。
こういった仕様により、人気の捜索掲示板で名前を出された作品は、一気にUA(その日の新規読者数)が伸びるのです。
ただし、自薦は禁止なので、質問者も回答者も自作を挙げてはいけません。その点にだけ注意して、どんどん利用しましょう。
ちなみに、作者は自作小説ページの下部分を見れば、過去にどの捜索掲示板で取り上げられたかが分かりますよ。
・読み上げ
「ウェブ小説に興味あるけど本読むのが苦手……」という方には、ハーメルンの「読み上げ」機能がオススメ。
ボイスロイドが本文を読み上げ、自動的に次ページに進んでくれるので、耳だけ空けておけば1作品丸々読み切れます。
(文字はルビの方を読んでくれる仕様)
ただし、以下の条件を満たした作品にしか読み上げ機能は使えないので注意。
・通常公開 or チラシの裏
・「R-18」設定ではない
・総合評価100以上
・歌詞が含まれていない
・ノンフィクション
ハーメルンではエッセイなどのノンフィクションが禁止されており、投稿できません。
・通知
ハーメルンは感想には通知が来ますが、評価やランキング入りの通知が来ません。小まめに1作ずつチェックしましょう。
②カクヨム
・評価(☆)
カクヨムは途中の話から評価を入れる事ができず、目次に戻るか最新話まで読み切って☆を付けるしかありません。これは少し面倒な仕様です。
また、+ボタンを押していく式なので、せっかく☆3(最高評価)を入れた作品の評価を間違えて取り消してしまうミスも。気を付けましょう。
評価を誰が入れたかは作者に通知され、レビュー付きの☆なら他ユーザーにも見えてしまいます。
ですが、まあ、面白くなかった作品にわざわざレビューを書かないでしょうし、普通は好意的な感想になるので……見られるデメリットはないかと。
・カクヨムの目次
話数の多い作品は、iボタンを押すと各話の冒頭だけが開くので、全て開いた状態で見れば全体の流れが把握できます。
・ワークスペース
カクヨムは「ワークスペース」を開くだけで全作品の現在評価を一望できるため、各投稿作品の評価を小まめにチェックする手間が省けます。
・タグ
カクヨムは付けられるタグの数が少ないので、厳選する必要があります。
・通知
カクヨムはランキング順位・フォロー・☆・感想など、基本的に全部通知が来るので作者側はチェックが楽です。
③小説家になろう
・評価(☆)
小説家になろうは各話の下から評価を入れられます。シンプルで視覚的に分かりやすく、ユーザビリティが高い。
でも、残念ながら作者自身を含めて、評価を誰が入れたかが分からないんですよね。シャイな方には良い仕様かもしれません。
・お気に入りエピソード
小説家になろうの私的ベスト機能は「お気に入りエピソード」。
大事な話に⭐️を付ける事で、目次から一目で判別でき、特に長編の読み返しに役立ちます。他サイトにも導入して欲しい……。
・タイムラグ
小説家になろうは作品更新から実際に反映されるまでに、少し時間がかかってしまうのが難点です。
・ルビ
小説家になろうは原文が長いと、ルビが反映されません。
拙作で例えると、『
・通知
小説家になろうは感想やランキング入りには通知が来ますが、評価が入っても通知が来ません。小まめに1作ずつチェックしましょう。
④全サイト共通
・マルチ投稿
同じ作品を複数サイトに投稿する際には、「※この作品は○○でも投稿しています」とあらすじに付け足す必要があります。
・タイムラグ
どのサイトでもラグが起こりやすいのが、リンク画像です。
Xなどにページリンクを貼った時に出る、作品のタイトル・キャッチコピー・表紙絵(ハーメルンの場合)は、変更しても反映までに時間がかかります。
それこそ、表紙絵なんて忘れた頃に反映される事も。何らかの記念日に合わせてリンク画像を変えたい場合は、早めの変更を推奨します。
私が某SNSで日々呟いてる馬鹿話まとめ 信頼できる語り手 @k-a-k-u-y-o
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます