ほっこりと不穏の温度差注意! 人の正負&呪物もごはんも楽しめる作品
- ★★★ Excellent!!!
長野県にあるごく平凡な社・清流神社。まつりたちはこの小さな神社を兄妹みんなで守っていた。呪物が集まってくることから、ここは呪物神社とも呼ばれていて――
ほっこり兄妹パートから始まる本作ですが、呪物に関わる不穏パートではわちゃわちゃした空気が一気に凍りつき、その温度差にビックリしました。
あたたかさ優しさを感じられる一方で、悪意やエグさといったものもしっかりと感じられる、正と負をあわせ持った作品だと思います。
また、呪物について語られるマニアックパート、ごはんについて饒舌に語り出すお料理パートもこちらの作品の魅力だと思います。
タイトルにもある「あひる」とはどういうことなのか?
その事情にまつわる繊細なエピソードや、まつりの心にある影、それ故の行動や、周りの眼差しからも目が離せません。
どこか不安定なところのあるまつりは、周りにそっと支えられながら、一体何にたどり着くのか。今後が気になります。
※「第28話 夢と現」までを読んでのレビューです。