ホメオスタシスホメオスタシスホメオスタシスホメオスタシスホメオスタシスホメオスタシスホメオスタシスホメオスタシス。こんなのどうやって物語に絡めればいいんだ!!!
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テマキズシ
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大学の一室。この大学はオカルトサークルがあり、その場所は一種の人気スポットになっている。
理由はシンプル。ここのエアコンはとにかく気持ちいのだ。
常に電気が付いているし、常に的確な室温を保っている。
生徒どころか教授すら、このオカルトサークルが持っている部屋に入って行くところを見た事があるほどだ。
だがしかし、何故かこの部屋には入って行けない人達がいる。
それは生理学と生物学。そして心理学を習っている学生と教えている教授だ。
何故かは誰も知らない。
だが、前にこの部屋に入った生理学の生徒はオカルトサークルのサークル長に鬼のように怒られ、警備員すら出る事件となった。
「なあおい…。今度こそ入ってみようぜ」
「ええ…? 俺今明日のテストの勉強中なんだけど」
「いいだろ? 少しだけ少しだけ」
だがそんな噂を立てられたら、当然禁忌を犯したがるバカが現れる。
彼らもその一人だった。
「まあいいや。確かな面白そうだからな」
「よっし! じゃあ早速行くぞー!」
バカ共は生物学の生徒達だった。
オカルトサークルの部屋へと、まるでステルスゲームのような感覚で向かっていく。
道中オカルトサークルのサークル長と鉢合わせしそうになったが、なんとか避けて目的の地へと。
「……着いた」
そしてとうとう彼らは辿り着いた。
オカルトサークルの部屋へと。
「恒常性、自律神経…」
「ブツブツ何言ってんだ?」
心を落ち着かせ、いざ入ろうとした時に、後ろから何かブツブツと聞こえてくる。
その声の主は連れてきた親友だった。
彼に聞くと、彼はあっけらかんとした様子で話を続ける。
「明日のテスト内容」
「いやこんなドキドキのタイミングでそんな事するなよ!」
キレのいいツッコミが決まった。
だがお陰で和んだのか、二人で大笑いし中へと入る。
「失礼しまーす」
「……そんな怖いもんは無いな」
何か怖い物が無いかと確認したが、カエルの死体や骸骨と言ったものは見られなかった。
その代わりに大量の本がある。
何冊か見てみると、それは都市伝説に関するものと歴史に関するものだった。
「なんか…俺達が思ったよりもオカルトサークルって本読むのか?」
「なんかあれだね。歴史同好会の部屋に入った時みたいだ」
「な〜んだ。つまんね」
彼はそういうと近くの椅子へドスンと座る。
もう一人の方はそんな彼の様子にため息をつくと、体をグ~ンと伸ばした。
「それにしてもここは気持ちがいいなあ…。なんというか体が馴染む」
「…そういや確かにそうだな。何といったらいいんだ…? 室温がちょうどいい? …なんか体が落ち着く」
二人は本来入っちゃいけない場所だと言うのに、あまりの居心地の良さにそこでゆっくりと休んでしまう。
更にその中の一人は、持っていた勉強道具を広げ始めた。
「おいおい。こんな所で勉強か?」
「他の生徒もやってるっぽいしな。それにここは勉強が捗る気がするんだよ」
「…そういやここで勉強してる人は多いって聞いたことがある気がするな」
カリカリと、シャーペンを使う音が聞こえてくる。
暇になったもう一人の方は近くにあった本を漁り始めた。
「……恒常性維持、ホメオスタシス」
「うおっ! めっちゃ魔導書っぽいの見つけちまった! 見てくれこっち!」
「ホメオスタシス……ホメオスタシス」
「……? おい、どうかしたのか?」
彼を見ると、彼は虚ろな瞳でただ呆然と呟いていた。『ホメオスタシス』と。
「ホメオスタシスとは、外界や体内の変化に左右されず、体の状態を一定に保つ「恒常性維持」の仕組みのことです」
「おい! しっかりしろ! さっきからなんて言ってやがる! ホメオスタシス……って」
もう一人の方も、『ホメオスタシス』と言った。言ってしまった。
その言葉を口にした瞬間。体が止まる。
そして彼もまた、ボーッと虚ろな目をしてしまう。
そして彼も、呟いた。『ホメオスタシス』と
「ホメオスタシスが保つ主なもの体温:暑いときには汗をかき、寒いときには鳥肌を立てたり、体を震わせたりして、体温を一定の範囲に保ちます。体液・水分:体内の水分や電解質のバランスを調整し、細胞の適切な機能維持に貢献します。」
もう戻れない。彼らの脳内は『ホメオスタシス』で埋め尽くされた。
「体温、血圧、血糖値などを一定の範囲に保ち、体が正常に生命活動を維持するために不可欠な働きで、自律神経系や内分泌系などの調整機能によって支えられています。」
「ホメオスタシスを維持する仕組みフィードバック機構:体のセンサーが異常を感知すると、脳に伝達され、自律神経系や内分泌系が働きかけ、内部環境を正常に戻すように調整されます。」
「あ〜あ。だから入るなって言ったのに」
頭のおかしくなった二人が居たオカルトサークルの部屋に、もう一人。髪をボサボサと伸ばした女性が入ってくる。
彼女は二人を見てため息をつくと、持っていたお守りを二人に渡した。
「ホメオスタシスホメオスタシスホメオスタシスホメオスタシスホメオスタシスホメオスタシスホメオスタシスホメオスタシス……」
「ホメオスタシスホメオスタシスホメオスタシスホメオスタシスホメオスタシスホメオスタシスホメオスタシスホメオスタシスホメオスタシスホメオスタシス……」
「お札張って…っと。よしよし。これでOK。後はお寺の人に声をかけないとなあ…。今度からはオカルトサークル以外の立ち入り断っておかないと」
彼らは暫くの間行方が分からなかったが、数日経つと自然と戻ってきた。
彼らはなぜ自分が行方不明になったのか、自分達のここ数日の記憶と一緒に何も覚えていなかったという。
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