小さな世界
@Begonia0753
美味しい?ご飯
「おーい、サイキーそろそろご飯だよー」
「はーい。ちょっと待ってて、みんな行くぞー」
私はリベ、今日はサイキ(鬼の子供)と他に人に慣れない使い魔達と一緒に遊びに来たんだ。
「はい、皆んなカレー出来たよ!」
「リベ〜これ具が少ないんだけど」
リンはラミア(蛇の魔物)の女の子。おしゃれとかを気にするお年頃だから色々メイク道具や方法を自分でつくって私に教えてくれるんだよね。
「リベ、このカレー水っぽすぎて美味しくないよ?」
「ほらモスこういう時は具と一緒に食べたらいいんだよ!」
「でもこれ具がないよ?」
先に喋った方がモス、後に喋った方がラス、
二人は双子の妖精の子供でラスは未熟児で羽を動かせないのをいつもモスが助けてあげてるんだよね。その代わりラスが言葉で助けてるから意外と相性がいいのかも
うぅでもちょっとカレーが美味しく無かったのは反省だな。あせりすぎたのが良く無かったのかもしれないなぁ。
「うっ。ごめん。夜ご飯豪華にするから食べきってくれない?」
サイキ「夜ご飯はお肉だ。いいな」
リベ「善処します」
目を逸らしながらいったのは不可抗力です!
「ねぇねぇモス、あのところにいるの妖精じゃない?きっと仲間だよ。」
モスが指を指した先には複数の黄色い光が光っているのが見えた。
「そうだ追ってみようよ。もしかしたら話せるかもよ!」
「うん!」
皆んなそういうと黙々と食べ始めた。
いつもは沢山喋りながら食べるのだが今日はご飯でそれどころじゃないらしい。
反省しながら私も食べ始める。
うぅ、やっぱり全然美味しくない。
やっぱりあまりにも皆んなが多いからバレないかと思って水を多めに入れたのが良くなかったかな、でもまぁ、お金を最近は手に入れられてないし、異世界のやつ美味しいんだけど高いんだよね。
ようやく一杯目を食べきった。
流石に責任は取らなければと思ってお代わりをよそりに行く。
そこからは絶望だった、いつもご飯(特に異世界料理)はいつもあまりが出たことなんて無かったのに今日は半分以上が余ってる。
周りを見たらみんな頑張って食べてるようだがペースが明らかに遅い。晩御飯の贅沢を契約にしたからにはお代わりはしないつもりだったけど、流石にこんなに余ってたらもう一杯ぐらい食べるしかないか。チキショー
数分後
サイキ「おし、食べ切ってやったぞ。夜ご飯はステーキな!」
サイキがそういい立ち上がったのを皮切りに続々と食べきる。
「じゃあ皆んな帰ろうか」
皆んなが列に並ぶ。何人いるかは分からないけど(たまに野良の魔物が混じって一緒に使い魔になる事があるからね)
帰って来ました。my home やっぱり安心するな。うちの家は森の中にあるからそんなに歩いてはいないんだけどね。
サイキ「リベ!ラスとモスがいない!」
リベ「えっ、嘘でしょ。サイキは他の子達の面倒を見てて、地下室にドライフルーツがあるから夕飯の時間になっても帰って来なかったらそれを食べてて、あとケスキは一緒に来て」
サイキ&ケスキ「了解」
ケスキは送り犬の子供で、探し物が得意。
匂いを辿るのでラスとモスも見つけられるだろう。
その頃ラスとモスは
「ラス、皆んないなくなっちゃったよ」
「それに空が赤くなってきちゃった」
「モス、羽使える?」
「使えるけど、どうするの?」
「あの木の上に行こう。あのフルーツは触ったら光るやつだから目印になるよ」
ラスが指をさした先の木は10メートルぐらいだろうが、ラス達が15センチほどなのでものすごい巨木に見えた。
モス「わかったよ。ちょっと待ってて」
そういうとモスは羽を動かし、1番低い位置にあるフルーツを力一杯押した。
そうするとその果実は月まで届きそうな光を真上に放った。ただし細い細い、一本の線を
モス「見てよ、ラスすごい綺麗だよ」
ラス「モス、私も木の枝まで上げてもらいたいんだけどいいかな?」
モス「もちろんだよ」
二人の妖精の子供が並んで光を見ている。
はたから見たらとても愛らしいのかもしれないがここは森だ。危険なんて沢山ある。
例えば、、、
注意!
ここからは自分が言いたいと思った事をかいて行くので世界観を壊したくない人は目を瞑りながら次の話に行ってください!
実はモスが見つけた果実はムーンアップルと言われていて食魔果実なんです!
と言っても危険な訳ではなく周りの魔力を吸収しながら成長するから食魔果実なんです。
そして光るのは魔鳥などの魔物に食べられて次の種を運ぶためらしいです。
ちなみに、妖精って魔力の塊なんですよね。
まぁ自我があるから大丈夫ですけどもし無くなった状態で近くに寄ったりしたら、、
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小さな世界 @Begonia0753
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