他人のために一歩を踏み出す勇気をくれる、心温まる妖怪譚

(12話まで拝読済)
本作、最初のエピソード“黒うねりの儀式”のヒロイン『鈴木茉莉』は中学2年のいじめられっ子である。

クラスに味方のいない彼女が、呼び出されたのは降霊術“くろうねりの儀式”
そこから始まる妖怪話というのは古典ともいえる王道物語なのだが、

『おぼろのことり~怪之徒然拾遺録』
に登場する人物は一味違う。

茉莉を裏切った元友人、いじめを放置していた担任。
これらの非力な人々が、ギリギリのところで茉莉の為に勇気ある一歩を踏み出してくれる。
この演出がなかなかにニクい。

強い引きのある構成、おどろおどろしい演出、そして他人の為に行動できる魅力的なキャラクター達。

薄暗い夜道を優しく照らす、心温まる妖怪譚『おぼろのことり~怪之徒然拾遺録』を私はオススメします。

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