台紙の奥の住人
花肌 奏
調査開始
みなさんこんにちは奏(かなで)といいます。
早速本題について話します。
それは私が子供の頃、ある東海地方の動物園に行った後の出来事です。
動物園や水族館、遊園地などにいくと記念写真を撮ってくれるサービスがあるじゃないですか。私が行ったその動物園でもそのサービスがあり、家族で記念写真を撮ってもらいました。
撮ってもらった記念写真は、大抵その園オリジナルの台紙につけてもらえます。帰宅して数日後その記念写真を見ていた時、台紙の方も気になりじっくりと見てみました。
その台紙には森が写っていたのですが、森の中に子供がこちらを見ている部分があるのに気づき、怖くなって捨ててしまいました。その顔は暗くてはっきりと見えないせいか、誰も気づいていないようで、世間で話題になったこともありません。
今現在、私はその顔が頭からはなれません、だってその顔笑っていたんです。夢にも出てきていて現在進行形で私は蝕んでいます。あの顔が一体何なのか、その正体さえわかれば、この悩みが少しは軽くなるのではないか。
そう思い、私は調査を始めることにしたのです。
本作品ではその台紙に映った顔のことを調査する過程を書いていきたいと思います。よろしくお願い致します。
台紙の奥の住人 花肌 奏 @kanade_phenomenon
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。台紙の奥の住人の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます