コンビニ店員と反社のお兄さん。
からあげぽっぽ
ドラッグストアじゃないよ
―――拝啓
お父さん、お母さん元気ですか?
お父さんの毛根が死滅して早2年。もはや感動するほどのハゲっぷりに私も将来あんな頭になるのかと不安を覚えています。嫌です。怖いです。
中学、高校、大学とのらりくらりとすごし、みごとにダメ人間の域に足を踏み入れた貴方がたの娘は貯金もなく、人望もなく、明るいふさふさな未来もないそんな人生を送っています。
え?母ちゃんなに?今何をしてるって?そりゃ、
「すみませーん、この薬ってどこにあるんですかー?」
見たこともない、いかにも危なそうな薬をちらつかせ、ニヤニヤ絡んでくる男どもを追っ払うお仕事をしてるよ。
「お客様、申し訳ないのですが
こちらはドラックストアではございませんので早急にお帰りくださいませ」
安心して、ちゃんと仕送りは送るから。
「あ!もしかしてヤクのほうと、ドラックストアをかけた高度なギャグ!?
んー、ねぇ水崎ちゃん、そのギャグ√3点。可もなく不可もなくって感じかな」
、、、、、早く実家帰りたい。二人とも元気でね
―――敬具 お二人の愛娘の水崎 ひなたより 愛を求めて
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