第25話
琴音が暴走気味になっていた
昔幼稚園の時にこんなことがあった
僕が他の女の子とペアを組んでいた事があった
その時の琴音は僕とペアになれなくて大泣きしていた
琴音は自分のペアを放り出して僕に抱きついてきた
そのまま泣き寝入りみたいな感じで相手が折れてしまって僕とペアになったりしていた
それから度々こんなことがあったが先生たちは僕と琴音をペアにするのが一番良いとは判断したのか何をするのにもペアになっていた
小学校の時は何でか6年間同じクラスになっていた
その時に僕は琴音以外の女の子とも仲良くすることがあったが絶対に琴音が後ろからついてきた
そしてその女の子たちと仲良くなったかと思うとその女の子たちは違う友達ができて僕から離れていった
そしてその女の子たちは新しく仲良くしていた男の子たちの誰かと付き合う事がよくあった。
そして女の子たちは琴音に頑張ってて応援していた
それからその女の子たち僕が他の女の子と話しているのを見た瞬間どこかに行き、気づいたら琴音が僕の後ろから現れて僕を引きずってどこかに行くのが有名になっていた
でその時にされるのが
「ねぇ優、なんで他の女の子と喋っていたの?ねぇなんで?私とお話しするの嫌になったの?ねぇなんで?どうして?」
と今みたいに詰められることはよくあった
今回もこんな感じなのだろう
しかし男の人相手になっているのを見るのは初めてだ
「ねぇ?なんで?何も言わないの?私に言えない事でもあるの?ねぇ?教えてよ?」
と詰めていた
昔と変わらないなーと思っていると琴音が僕のことを押し倒してきた
「ねぇ、ねぇ、答えてよ、私が何か悪いことした、朝もそうだよね?なんで急に私を置いてどこかにいったの?何か嫌な事があったの?ねぇ、教えてよ、教えてくれないとわからないよ?」
とマシンガントークが炸裂していた
僕は考えた結果は
「用事があったのは本当だよ」
と言ったが
「小春ちゃんに書いてるからね、何も用事がないことも、嘘ついてまで私から離れたかったの?ねぇなんで?」
と漆黒に染まった琴音の目が僕のことを捉えていた
そして琴音は何かを決意したようだ
「じゃあ、優が逃げられないようにしたら良いんだね、本当はこんな事はしたくなかったんだけど、優が悪いんだよ、本当に本当に」
と琴音は僕に顔を近づけてきた
ゆっくりゆっくりと近づいてきて確実に僕の唇に琴音の唇が近づいてきた
僕はどうしたらいいのか分からず固まっていたら体育館のドアが開いた
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