調査員・白津透

 杏平は、藍以子に何の言葉もかけずに離れに戻っていった。

 正確には、「お茶、美味しかったよ」と言って出て行ったのだが、そんなのんびりとした事を言っている場合ではないだろう、と利玖は心の中で怒鳴っていた。

 考える、と言ったきり、藍以子は悄然とした様子で俯いている。唇だけが、ふっと燃え立つように赤いのは、目立たないけれどちゃんとルージュを引いていたのかもしれない。

 匠が一旦立ち上がり、正面に座り直して、

「藍以子さん」

と呼びかけると、彼女はゆっくりと目を上げた。

「あとは我々に任せて、お休みになってください。僕が車を出せますから、この後は、食事も風呂も、自分達でどうにかします」

 兄の後ろから、利玖もくり返し頷いて同意を伝える。

 藍以子は口もとに手をやり、かすかに唇を開いたが、何も言わずに、またかすかに視線を下げた。

「差し支えなければ、合鍵を貸して頂けませんか? 母屋と、あとは……、そうだ、門にも鍵がありましたね、その両方を貸して頂けるのなら、僕らが外出する時、この家の戸締まりが出来ますし、花筬喰の対応も出来ます。離れから杏平さんに出てきてもらう必要もない」

 すると、藍以子は、まったく異なる周波数の音を聞いたような機敏さで匠の顔を見すえた。

 じっと、そうして何か考えていたが、おもむろに立ち上がる。鍵を取りに行くのかと思ったが、彼女は、兄とは違ってすぐに居間を去るような事はしなかった。その場で両手を体の前で重ねると、深々と頭を下げたのだ。

「このような事にお客様を巻き込んでしまって、本当に申し訳ありません」彼女は頭を下げたまま言った。「お言葉に甘えて、薬を飲んで、少し二階で眠ります。緊急の時には呼んでください。では……、今、鍵をお持ちしますので……」



 藍以子から鍵を受け取ると、利玖と匠はすぐに客間へ移った。

 本の選定に着手する前に、杏平が語った二つ目の言い伝えの内容について相互に確認し、補足や修正を行って、最終的に二人がまったく同じ内容を共有した事を確かめた。これにかかった時間が五分ほど。

 その後、匠が客殿からラップトップを持ってきて、花筬喰の担当者にもこれをメールで共有した。携帯電話のボタンで打ったのでは時間がかかり過ぎる、と判断したようだ。杏平は、ああ言っていたが、それにしてもこんなにすぐに外部に漏らしてしまって良いのだろうか、と利玖は若干の後ろめたさを覚えたが、もしかしたら、儒艮の処理だけではなく、他にも調べてもらっている事があるのかもしれない。情報が入り次第、すぐに共有しなければ、向こうの時間が無駄になるという事か、と解釈した。

 匠がメールを送った後は、本の選定に没頭した。

 まだ手付かずの本を片っ端から匠が開いてラベリングし、それに従って利玖が梱包を進めていく。もちろん、紙の本に直接ラベルを貼る訳にはいかないので、兄が口頭で読み上げたラベルの名前を、付箋を貼るみたいに一瞬だけ記憶して、それぞれの場所に運ぶのだ。判型ごとに揃え、何冊か積み上がると、装丁が傷つかないように紙で包んで段ボール箱に詰めた。

 本は、三冊も重ねれば結構な重さになるし、ラベルの種類が増えてくると、もう中身が少し入っている箱を移動させて場所を作らなければならない。利玖にとっては重労働だったが、兄と自分とでは、持久力や筋力といったフィジカルな能力差よりも、計算の速さや読解力の差の方がはるかに大きかった為、利玖は一所懸命働いた。

 あっという間に十二時になった。

「昼だ」

「お昼ですね」

といったテスト用の通信みたいな会話が交わされただけで、どちらも作業を中断して食事にしようとは言い出さなかった。藍以子が初日に持ってきてくれた羊羹の詰め合わせの中から適当に選んで、フレーバも確かめずに食べた。

 十六時過ぎには完了の目処が立った。

 そこで、二人の体力も限界に近づいた為、まだ少し早い時間だったが、外に出て夕食を取ろう、という意見で一致した。

 藍以子は、まだ二階で眠っているかもしれないので、客間に入ってすぐ目につくテーブルの端に外出する旨を書いたメモだけを置いて出かけた。

 門を出て、塀に沿って東の方へ歩くと、敷地に隣接した広い駐車場がある。奥まった所に匠のSUVが停まっていた。藍以子も、こんな人里離れた所で暮らしていたら、一台くらいは車がなければ不便そうなものだが、それらしいものは見当たらない。きっと、家族用の駐車場は別にあるのだろう。

 エンジンをかけると、自動でオーディオが流れ始めたが、匠はパネルを操作してすぐにそれを止めた。

 しばらくエンジンだけが足元で低く轟く。

「どこで食べます?」

「どこだって良いけどね」匠は、前を見たまま答えた。「今、完食出来るものが、ぱっと思いつかないよ」

 利玖は頷く。完全に兄と同意見だった。


 匠が動かない為に、為す術もなくアイドリングを続けるSUVは、屋敷の方にヘッド・ライトを向けている。

 あの塀の向こうに、溢れんばかりの山椒があり、儒艮の死骸があり……、藍以子がいる。

 そう思った途端、胃の辺りに鈍い痛みが生じたが、いつまでも目を背けてはいられない。自分はもう当事者なのだし、きっとこの後、食事の席でも、それが話題に上がるのだ。

 利玖は首を傾けて、わずかに冷たい窓硝子に頭を預ける。

 そして、星も月もない夜、バラスト・タンクに海水を入れて潜航を始める潜水艦のように、無音で、温度変化もない領域へ感情をフェード・アウトさせながら、杏平が語った二つ目の言い伝えを出来る限り正確に思い出そうと試みた。



 かつて、ここには穏やかで開放的な共生の関係があった。

 儒艮は毎日のように〈壺〉から顔を覗かせて、畑仕事に勤しむ井領家の人々を観察し、井領家の人々もまた、儒艮をヌシのような存在とみなして大切に扱った。畑仕事をする傍ら、〈壺〉の水が濁らないように掃除や草むしりを行い、祝い事があった時には、良い声の者が歌を聞かせる事もあった。

 しかし、それはあくまでも内々での事だった。外部の人間に対しては徹底して儒艮の存在を秘したという。見世物にされる事を恐れたのだろう。

 ある年、大規模な飢饉がこの地を襲う。

 正確な日付は残っていないが、おそらく、江戸時代後期から明治初期にかけての事ではないかと考えられる。現代のように流通網が発達していれば、後述する悲劇は発生し得なかったからである。

 想定外の不作に二度、三度と見舞われ、どの家でも食糧が底を尽きた。当然、井領家も無関係ではいられない。山椒だけでは、家族全員の腹を満たす事は出来ないし、それまでの取り引きで築いた財も、食糧を売ってくれる場所がそもそもない状況では役に立たなかった。

 追い詰められた当主は、極限状況における狂気とも、一家の命を預かる者として真っ当ともとれる決断をする。

 当主は、乾燥させた山椒の皮の粉末を大きな袋に詰めて〈壺〉へ投げ込んだ。山椒の収量を安定させる為に、何代にも渡って研究を続けた彼らは、そのやり方で、魚が痺れたように腹を上にして水面に浮かんでくる事を知っていた。

 かくして、井領家はすんでの所で断絶を免れる。

 だが、儒艮は当主の行いを深く怨み、呪いを遺した。井領家の人間が育てたすべての山椒の木に、アゲハチョウの幼虫もつかないほどの強い毒性を持たせ、同時に、旺盛に繁殖をくり返す生命力を与えた。

 井領家の人々は、毒を持った山椒の木が外へ広がっていかないように、敷地全体を堅固な塀で囲った。そして、その塀の中に、自分達の家と〈壺〉を収め、代々、儒艮と山椒を見張りながら生きていく事を決めたのだ。

 かつてのように山椒を売って収入を得る事も不可能となり、いっそすべての木を切り払ってしまえば良いのではないか、と意見する者もいたが、儒艮の呪いを目の当たりにした当主は、山椒の木を切ってしまえば、次は直接自分達に呪いが降りかかるかもしれないと説いて、塀の内側で山椒が自ら繁殖と死滅をくり返すのに任せた。

 それから三度の代替わりを経た時、当主になったばかりの若者の夢枕に美しい女人が立つ。

 女人は、自分は山の最深部にある秘境の湖からやって来た儒艮の一族であると名乗った。腹に仔がいるが、かつて〈壺〉に投げ込まれた山椒の毒によって体質が変わってしまい、このままでは無事に産む事が出来ないのだという。

 女人は、自分と同じように体質が変わってしまった儒艮の肉を分け与えるから、それをつぶさに調べて、毒を取り除く妙薬を創り出し、自分達に捧げるように、と命じた。

 夢から醒めた当主は、すぐに〈壺〉に向かった。果たしてそこには、百年近く姿を見せなかった儒艮が浮かんでおり、夢の中の約束通りに当主に肉を分け与えた。

 当主は、手に入れた儒艮の肉を、腐らないように氷室で保管した。そして、両親や妻、子ども達に夢で女人からお告げがあった事を話した。

 その際、氷室に保管した肉には決して手を付けてはならないときつく言いつけたが、幼い三人の子ども達は、神秘的なお告げの話を聞いてかえって好奇心をそそられてしまったのか、こっそりと氷室に鋏を持ち込んで、肉を切り分けて食べてしまった。自分達の祖先が一度は食べた肉だ、大丈夫だろう、と思ってしまったのかもしれない。

 その日のうちに長男と次男が命を落とした。

 肉を食べた直後から手足に痺れが生じ、舌が回らなくなり、ついには息をつまらせて、必死の手当ての甲斐もなく逝ってしまった。

 末の女児も、やはり、似たような症状で苦しんだが、一度ひどく高い熱を出した後は、峠を越したように快方に向かった。

 女児が床から起き上がり、歩けるようになると、それを待っていたかのように庭の山椒が一斉に実をつけた。女児は、いくつかの木から実と葉を取ると、丸薬を作る為の道具と刃物を持って、蔵に閂をかけて閉じこもった。

 数日後、蔵から出てきた女児は、見慣れない黒い丸薬を持っていた。

 一体どこで作り方を知ったのだ、と当主が訊ねると、女児は、熱でうなされている間に夢の中に美しい女人が現れて、教えてくれたのだと答えた。

 儒艮が求めた妙薬が完成した事を確信した当主は、歓喜し、女児を抱きしめた。その時、彼は女児の足に包帯が巻かれている事に気づいた。丸薬を作っている最中に誤って怪我をしたのかと訊ねると、女児は事もなげに、材料の一つが自分の肉だったのだと答えた。

 女児が作った丸薬は、油紙で包んだ後、重石をつけて〈壺〉に沈められた。

 季節が一巡りしても、儒艮が〈壺〉に姿を見せる事はなかったが、その翌年の春、当主の夢枕にあの女人が現れた。

 最初に現れた時とは違い、女人は三つ指をついて座っていた。美しい瞳を潤ませ、じっと当主を見つめた後、深く頭を垂れて、丸薬のおかげで無事に仔が生まれた事、貴方がたの子ども達を死なせてしまった事は本当に申し訳ないと思っているが、今後も同じように分娩が出来ない個体が現れた時には丸薬を作ってほしいと嘆願した。

 最初にもらった儒艮の肉は、子どもを相次いで亡くした母親が捨ててしまい、もう残っていなかった。その事を当主が伝えると、女人は、丸薬が必要になった時にはその都度、病んだ儒艮の肉を提供する事を約束し、骸はすべて山椒の根元に埋めてほしい、と頼んだ。

 儒艮の肉を食べても死なずに済んだ一握りの人間にしか薬が作れないというのなら、井領家はこの先、儒艮が薬を求める度に、何人もの犠牲者が出るのを見過ごさなければいけなくなる。

 それでも当主は、儒艮の願いを聞き入れた。

 彼らの力で、快い夢を見せてもらう事と引き替えに。



「わたし、兄さんが来るまでの間、毎日〈壺〉を見に行っていたんです」利玖は、ふと思い出して言った。「いつも、傘をさして……」

「傘?」匠は、聞き返したが、すぐに理解したようだった。「ああ、そうか、山椒だったね」

「はい」利玖は頷く。「それで、今朝、杏平さんと話をした、と言いましたよね。あの時は、まだ自分でも整理が出来ていなくて、上手く伝えられなかったのですけれど、杏平さんは、わたしがそうまでしてイモムシを避けたがっている事に興味を持たれたようなんです」

 利玖は、離れの縁側で杏平と交わした会話を掻い摘んで話した。

「へえ……、頭の良い人だね」最後まで聞き終えた匠は、煙草を取り出して火をつける。「活性とは、恐れ入った」

 匠はゆっくりと煙を吸い込んだ。

「そうだな……、少しリフレッシュしようか」匠は煙草を片手で持って、利玖を見る。「うちの大学に、カイコを専門にしている研究室があるのは知っていたかい?」

「え?」

 利玖はびっくりした。そんな、とんでもないものが存在していたら、この二年と少しの間に噂くらいは耳に入ってきそうなものである。

 首を横に振ると、兄は微笑んだ。

「カイコが専門といっても、生物科学科じゃない。理学部でもない。もっと言えば、潟杜キャンパスでもないんだ」

 それを聞いて、利玖はぴんと来た。

 潟杜大学は、その名の通り、潟杜市内にある潟杜キャンパスに半数以上の学部が拠点を置いている。しかし、例外はあって、少なくとも二つの学部が、県内ではあるが、潟杜市からは割合離れた地域にキャンパスを構えていた。

「農学部ですか?」利玖は最初に思い浮かんだ候補を口にする。

「いや」

「え、じゃあ、ぼうしょくがく?」利玖は目を丸くした。「服飾とかナノ・ファイバを専門にしている所ですよね? どうして、そんな所でカイコの研究がされているのですか?」

 匠が、くくっと肩を揺らして笑った。

「おまえからものすごく初歩的な質問をされるのは、新鮮で、面白いな……」

「わたしは面白くありません」利玖は口を尖らせる。

「いや、悪い……」匠は煙草を持っていない方の手をひらっと振った。「カイコという虫がいる事は、知っているね?」

 利玖は、頷いたが、自分の中でまた食欲が一段階下がるのを感じていた。

「彼らの繭から、糸を取る技術がある事は?」

「知っています」そこで利玖は、あ、と呟く。「そうか、それで、紡織学部に……」

「カイコはいっとう特殊な虫でね。紀元前の遺跡から絹布が見つかるくらい、古くから産業を支える存在として利用されてきた為か、生態も、形質の遺伝のしかたも、他の虫とは比べ物にならないほど研究が進んでいる。ただ……」匠は肩をすくめる。「だからこそ、と言ったらいいのか……。うーん……」

 彼は、ひとしきり唸った後、顔をしかめて上を向いた。

「ああ、駄目だ、頭が回らない。上手い言い方が思いつかないな」

「調べ尽くされて、大体の事はわかってしまったから、生物学の枠には収まり切らなくなってしまったのでは?」

「うん、そうとも言える」彼は再び煙草を咥える。「カイコを使った先行研究が、今の生物学の礎を築く上で大きな助けになった事は間違いない。他の大学に行けば、生物学の研究室でカイコを飼っている所があるかもしれないね。だけど、うちでは、理学部よりも、紡織学部の方が彼らを扱うのに向いていると判断された訳だ」

「ふうん……」利玖は、吐息を漏らして腕を組んだ。「そんなの、全然知らなかった」

「潟杜キャンパスはフィールドに恵まれている。大学のすぐ裏に、川も茂みもあるし、車で少し走れば国内屈指の高山帯だ。一方、カイコは、国内のどこで飼っても一定の収益が見込めるように、地理的要因に依らずに生育をコントロールする方法が模索され続けてきた。フィールドワーク、つまり、野生の命の在り方を見る事に重点を置くうちの学科とは、近いようで、根本から分かれているのかもしれないね」

 そこで、唐突に匠は黙り込んだ。

 前方に視線を据え、身じろぎもしない。

 そろそろ、彼の煙草にまだ火がついている事を教えてやらなければならないだろうか、と利玖が思った時、

「そうか……」

と呟いて、匠は灰皿に煙草を捨てた。

 今度は、その手で口を覆って思案顔になる。

 彼の視線はステアリングの下を見つめていた。だが、そこに注視するべき何かがある訳ではない。

 利玖も、何となく視線を下げようとしたのだが、その時、車の前を何かが横切った。

 利玖は顔を上げる。

 ヘッド・ライトが照らしている範囲には何もない。

 大きな蛾か、コウモリだろうか、と思った時、運転席側のドアを外から叩く音がして、利玖は飛び上がりそうなくらい驚いた。とっさに、体をかばうように両腕を前に持ち上げる。

 もう一度、ノックがくり返される。

 匠はまったく動かない。

 叩くか何かして、気づかせなければ駄目だろうか、と迷っている間に、ひょいと運転席を覗き込むようにして若い女性の顔が現れた。眼鏡をかけていて、髪が短い。利玖が知らない顔だった。

 その女性は、考え事に没頭している匠の横顔をいぶかしげに眺めてから、

「佐倉川さん」

と明瞭な発音で呼びかけた。

 ようやく、匠も気がついた。肘のそばにあるスイッチを操作してパワー・ウィンドウを下げる。

 ハイネックの白いシャツの上にすっきりと締まった黒いジャケットを着た女性が、微笑んで会釈をした。ジャケットの襟についている、ラズベリィのような小さな赤い石をあしらったブローチが、最低限の存在感で効果的な華やかさを添えている。利玖を見て、一瞬、きょとんとしたような表情を浮かべたが、すぐ元の知的な笑顔に戻った。たぶん、ビジネス・モードが恐ろしく多機能で、起動も早い人格なのだろう。

「こんばんは」そう言って、女性は脇に抱えている大きな茶封筒を匠に見せる。「お約束した時間よりも少し早く着いたもので、その辺をぶらついておりましたら、佐倉川さんのお車にエンジンがかかっているのが見えましてね。ご挨拶に参った次第です」

「ああ、それはどうも、ご丁寧に……」匠は、利玖の方を見て、女性に手を差し向ける。「白津しらづとおるさん。花筬喰の調査員で、僕が度々お世話になっている方だよ」

「佐倉川利玖です」利玖は助手席でぺこんと頭を下げる。「そちらの兄とは、五つ歳が離れています」

「利玖様ですね。ええ、どうも、初めまして」白津透は、明るいトーンでそう言った後、きゅっと眉をひそめて声を低めた。「少々難しい事案のようですが、出来る限りの事はさせて頂きます。よろしくお願いしますね」

 そう言うと、透は車内を一瞥して、ふっと息をついた。

「まずは、場所を移しましょうか? ここだと書類が広げられませんから……」

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