タイトル通りの二つの人外の物語。天邪鬼は天邪鬼故に人々から誹られ、その真意を知る者は木霊のみ。天邪鬼の真意に隠された心情を知り、読む者は切なさに涙するだろう。
ホラー、ミステリー、SFが多いですが、たまにコメディも書いております。 今は『廉井徳夫君を探しています』というモキュメンタリー風ホラーミステリーで、ナツガタリ…
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(75文字)
それぞれのことわりの内にある者同士の交流を描いた、絵画的な余韻が残り続けます。 ほんのりと温みがあり、静かで……少しの痛みを残す。そんな空気感に満ちたお話です。 葉先に揺れる露の影の様な、密…続きを読む
同じ言葉を繰り返すことしかできない木霊と、嘘をつくことしかできない天邪鬼。自由に思いを伝えることのできない二人のやり取りは、とてもユニークで印象的でした。みなさまもぜひ、この物語を最後まで見届…続きを読む
古い朽ちかけた木の虚に生じたものか。赤い実をつけた烏瓜の蔓に縛られて、 人の声音を繰り返す。何処から流れて来たものか。疎まれ憎まれながらも残散髪を靡かせて、 不吉な予言を繰り返す。繰…続きを読む
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