屁のツッパリは要らんですよ
クライングフリーマン
実践と理想は違うのココロ
今日は、鍼灸院通院日。
案内したのが、「新人」なので、嫌な予感がした。
以前、鍼灸院で見知らぬ女性が消えた、とホラーで書いたが、間違いだった。
先週、自己紹介されたから。幽霊では無かった。
その時は、ベッドの案内だけで施術は院長だったが、今日は彼女が施術した。
終盤で行った、「置き針」は良かったが、ソレまでが良く無かった。
学校出たてなのかも知れない。
指圧らしきこととマッサージらしきことを施術したが、「ほぐれない」。
さすったり、擦ったりしている。直に見ていないが、グローブも使っていた。
グローブとは、介護士などがよく使う「衛生手袋」のことだ。
指圧もマッサージも「直に」患者に触らないと、痛い所などの「反応」が分からない。
もうコロナもなく、院長の奥さんも最近はマスクをしていない。
マスクをしてグローブして、私は「手術ごっこ」でもされたのか?
亡くなった母が、下手くそなマッサージのことを「蚊が止まったようなもの」と表現していたが、正にその通りだった。
精算時、私は院長の奥さんに「来週からは、別の人をお願いします。体が硬いのでね。」と穏やかに言った。
「カスハラ」に受け取られるといけないから。
一瞬、たじろいだが、「分かりました」と返答が返ってきた。
一番痛いのは「お尻(股関節)」であって、側面も背中も「痛い」所でないことは説明したのに、意味のない運動をしていた。
結局、「鍼灸師辻友紀乃」のネタに使うことで自分を納得させた。
健康保険治療とは言え、損をした。
以前、母のリハビリを担当していた先生に聞いたことがある。
昔は「実践優先だったが、今はペーパー優先」と。
普通は、国家試験合格後、開業している鍼灸医の下で「修行」するのだが、いきなり実践しているのだろう。
母の介護中、2回、そんな中途半端な人間を雇ったことがある。
無論、クビにしたが、それだからこそ、ガッカリした。
「人手不足」と「人材不足」は違うのだ。
「無免許」介護福祉士は、これから何をしでかすか分からない。
もし、カクヨムユーザーの中で、身内に介護施設に厄介になることになった人がいたら、是非、ケアマネージャーを通じて調べて貰って欲しい。
―完―
屁のツッパリは要らんですよ クライングフリーマン @dansan01
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