アタシと小鳥と鯨と
Chill_
第1話 アタシと月と
今、某有名コーヒーショップの店内で99セントのホットコーヒーを飲んでいるのだけれど、
驚かないで聞いて頂戴。えぇ、私は至って平常心窓際の店内で小説を片手にコーヒーを嗜むキュートな女の子よ。コーヒーは....少し苦いわ。
ま、これは大人の味ってとこかしら。
.....準備は良いかしら、ありのまま思った事を描くわね。興味津々のそこのあなた?
良いわ聞かせてあげる。
これはあなたのお話でもあるのよ。
とってもとっても面白いお話よ。
香りの心地よくほろ苦いコーヒーをひとくち、そしてソーサーに置いた。カップに視線を落とすとクラシックジャズをBGMとする店内の、
暖かな月の色をしたライトが水面に映った。
これは月の惑星の話。
アタシが産まれて開眼すれば、それは愛する貴方との今世紀最大、もうそれはそれは大恋愛ってのもさながらウソでは無いラヴストーリーと言えるであろう地球の中でも数あるけれども宝石のようなひとつのお話。
地球に産まれたアタシは高いところに登ったり、お遊戯会で直立不動、それはそれは手のかかる子だった。
動物が好き。犬も猫もウサギも何でも全部全部大好きだった。
魔女っ子アニメを熱心に観た。
月にはパレスがあるんだって。
なんてステキなの。
宇宙、銀河、月、惑星。
人はそれらに興味を惹かれるようになっている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます