0章 四幕 アサネとダルカナ。

プロローグ 入念な準備するんだよ!

ユラと別れて俺は次の悲劇の為の準備をするのだった。


「アサネ、、、侯爵家のためにめんどくさいけど、、、執事になります。」


ということで、近頃侯爵家で執事審査みたいなのがあるらしいので、、、応募して来ました。


そして今日が審査日!で今どこにいるかというと、、、侯爵家です。


「ではこの侯爵家の執事に応募したのは何故でしょう?」


「はい!アサネ様に仕えたいと思ったからです!」


「ほう、、、ではもう一つ、、、何故子供の貴方が応募したのでしょう?」


「アサネ様には話しやすい相手がいるべきだとという思いからです。応募したのは。」


というのは建前だ。悲劇が終わったらすぐさまこの仕事はおさらばだ!、、、というのを前の俺ならしていただろう、、、だがな、、、今回はチガァウ!


「さて、、、こんな話するのは終わりましょう、、、面倒なんで」


「む⁈そんなことを言えば失格ー」


「さて、改めまして、、、現SSS級1位冒険者、、、世界最強の天才児、、、ダルカナと申します。以後お見知り置きを。今回来たのはある意味護衛だ。あんたの嬢さん、、、どこぞのクソ貴族に求婚されたろ?」


「ダルカナ⁈そ、それより何故貴様がそれを、、、この際なんでもいい、、、ああ、、、カクソ公爵家の次男に求婚されてな、、、断ったら嫌がらせ行為をしまくって来ていてな、、、次は何がくるか、、、怖いから新しく執事を増やそうとしていたのだ。」


「それの護衛として、執事として受けてやる、、、と言っても、ほぼ俺は何もしないがな、、、ま、大方名前だけの執事、、、最高峰の護衛とでも思ってくれ」


「、、、いいのか?かなり危険だが、、、」


「知らないのか?六厄神を2体倒した大英雄、、、それは俺さ。負けるわけないだろ、、、俺が俺である限り、絶対に負けない、、、」


「分かった、、、君をアサネ様の専属執事兼護衛とする」


「おまかせあれ」


貴族流のお辞儀をしてその場を去り、次に親の説得、、、と言っても父は説得済みで母のみなのだが、、、


「アラルちゃんをそんなところに行かせられません!ただでさえ今あそこは良くない噂があるのに、、、そんな危ないところ行かせられません!」


「ですが!可哀想と思ったのです!ダメ、、、でしょうか?人を助けるのに、、、理由は必要ないと思ったのですが、、、」


「ダメです!今回ばかりは絶対に言うことを聞いてもらいます!」


案の定、、、ダメ出しを食らった。さて、、、前の僕なら無言で飛び出すが今は違う、、、


「、、、現れろ、《大悪魔》ヘル」


「、、、お久しぶりです。我が主人」


刹那、後ろから僕と瓜二つの悪魔が現れた。

奴はヘル。スキルは二つで擬態と闇魔法。自衛できるくらい強く、俺が呼び出したのが理由で大悪魔に進化させちゃった奴だ、、、要は俺のせいだ。


「さて、君に頼むのは僕のふりをして当分頼みたい、、、頼めるか?」


「お任せください。貴方様のお願いであれば受けます。貴方のおかげで大悪魔にまでなれたのですから。」


「ありがとう。さて、、、僕はしてくるよ、、、六厄神、、、を潰しにね、、、」


「いってらっしゃいませ、我が主人よ。私はここで貴方の帰りをお待ちしております。」


そして僕は転移で侯爵家の前に現れ、その日はそこで泊まり、

そして僕は次の日から出勤した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る