設定解説:世界設定など
注)前作をお読みになっている方、設定は不要と言う方は、以下にお進みください。
第1章 囚われのエルフ編 プロローグ
https://kakuyomu.jp/works/16818792439188532627/episodes/16818792440551384633
【国名・地名】
〇アラバイン王国
ラキウスが転生した国。400年前、アレクシウス・ドミテリア・アラバインにより建国された。人口600万。王都はアレクシア。東にミノス神聖帝国、南にクリスティア王国、西にオルタリア王国と国境を接する。このうち、ミノス神聖帝国とは宗教上の理由から激しく敵対しているが、クリスティア王国とは同盟を、オルタリア王国とは不可侵条約を結んでいる。
魔力を持つ者が貴族として君臨しているが、魔力を持つ平民を騎士階級に引き上げる制度もある。政治体制的には封建制から絶対王政への移行期であり、文明的には近世レベル。後に、貴族を弱体化し、中央集権化を進めると共に中産階級を育てて産業振興を進めるラキウスの改革により近代レベルにまで文明を進める。
〇ミノス神聖帝国
クレスト大陸の東の端を占める超大国。小国分立していた地方を一神教であるミノス教を背景に統一してできた国家。人口1500万。
帝政であるが、帝位は世襲では無く、7人いる選帝侯により決められる。選帝侯の内3人はミノス教の大司教であり、皇帝よりも教皇が権力を持つ二重支配体制。
アラバイン王国の龍神信仰を邪教と認定しており、激しく敵対している。竜の騎士であるラキウスを「邪竜の使徒」と忌み嫌い、彼が王太子となった時には聖戦を宣言して大軍を送って来た。
「竜の背骨」と通称される高さ5000メートルを超える山脈によって大陸西部と隔絶されており、大軍が出られるほどの大きな通路はアラバイン王国側のフェルナシアとクリスティア王国側のヘルナしか無い。
〇クリスティア王国
アラバイン王国の南に位置する国家。過去、開明的な君主により立憲君主制に移行したが、強力な貴族制に手を付けることが出来なかったため、有力貴族達による寡頭支配となっている。
ミノス神聖帝国に対抗するため、アラバイン王国とは同盟を結んでおり、ドミティウスの正妃アウロラはアラバイン王国の王女であった。しかし、有力貴族の意向によって敵にも味方にもなり得る現状を危険視したラキウスにより、占領され、属国とされてしまう。
〇オルタリア王国
アラバイン王国の西の隣国。アラバイン王国とは不可侵条約を結んでいるが、さらに西のナルディア王国と対立しており、ナルディア王国の一部が独立して建国したレドニア公国を支援している。
竜の騎士であるラキウスを味方に取り込みたいと、当時地方領主でしか無かったラキウスに王女であるレティシアを嫁がせようと画策する。
〇クレスト大陸
アラバイン王国が位置する大陸。大きさはオーストラリア大陸程。大陸内に上記4か国のほか、ナルディア王国、レドニア公国、サフ首長国、レント都市連合共和国、ガレア王国といった有力国家があり(その他都市国家レベルの小国は複数ある)、大陸から少し離れた島嶼部にマリス島嶼国連邦がある。
〇ユーステリア大陸
クレスト大陸の西にある大陸。クレスト大陸の住民からは「西大陸」と通称される。エルフにより支配される「イルファリア帝国」が覇権国家として大陸中央部に君臨しており、周辺に存在する国家は全てイルファリアの朝貢国である。90年ほど前に起こった魔法災害により、大陸全てが雲のような魔法障壁に閉ざされている。
【その他設定】
〇魔法設定
作中世界には魔力が存在し、人々は魔法が使えるが、全員が使える訳では無い。魔力が強い人間は貴族などの有力者となっている例が多いが、それ程強い魔力が使える人間は全人口の1%にも満たない。
この世界の人々が使える魔法は「地・水・火・風」の四属性であり、通常は一属性か二属性がせいぜい。四属性全て使える人間はごくわずかである。
さらにこの四属性以外に闇・光・竜(魔王)の三属性があるが、闇属性は基本的に魔族しか使えない。光属性魔法は傷を癒したりする魔法であり、極々一部の人間が使えるが、通常は表面的な傷を治す
竜(魔王)属性は黄金の魔力と呼ばれる魔王の魔力であり、魔王によって特別に作られた存在でない限り使えない。イメージするだけで使え、詠唱も魔法名を口にする必要も無い、まさにチート魔法と言える。
〇魔王・魔族・魔獣
この世界には魔獣や魔族がいるが、魔獣とは、獣や死体に、この世界に漂う魔素(魔力)が蓄積して変化するものである。
一方で、魔族とは魔法存在であり、この世界とは異なる世界から魔法術式のみが送られてきて、この世界の何か(有機物でも無機物でも)に化体して実体化するものである。そして、異なる世界から魔法術式を送り込んで来る存在が魔王であり、この世界の存在とは隔絶した力を持つが、力が大きすぎるが故に通常は世界の壁を越えてこちら側にやって来ることは出来ない。
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