原色をまとわせるメタファへの委ねは、潤いをなくした心を和ませるように

日々の都会がまとう、煩わしい喧騒と。
特別な日にだけ訪れる、最善の孤立と。

絶望を連ねた毎日への、ささやかな抵抗と。
世界が柔らかくなった君の、心の温もりと。

対比感を兼ねつつ、その思いの底に眠る恋の帯がほどかれていく連首。
それぞれの光景が原色を帯びようと、メタファへの委ねが心をゆるがしていくのが印象的です。
乾いた心に靡く風が心地よいように。

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