第2話「ひみつの地図をさがせ!」
ちびっこ島に、ふしぎな旗がたった日。
試練に合格したちびっこたんけんたいは、元気いっぱいに出発しました。
「いったい、だれが旗を立てたんだろう?」
リクはまだ少し気になっています。
「きっと、この島じゅうに秘密がかくされてるんだよ!」
ミミはワクワク。
「そうだな。手がかりを見つけよう」
カイがめがねをキラリと光らせました。
* * *
しばらく歩くと、草むらの中に大きなあながありました。
のぞいてみると、トンネルのように奥へとつづいています。
「もしかして……旗と関係あるのかな?」
ポコが首をかしげました。
「くらくて見えないぞ」
リクが心配すると、カイがにやり。
「ぼくの発明“ピカランプ”の出番だ!」
カチッ。
明かりがともると、みんなの顔がパッと照らされました。
* * *
トンネルの奥には、キラキラ光る石の部屋がありました。
「わあ、星みたい!」ミミは目をかがやかせます。
そのとき、ググが足をすべらせて石をコロコロッ……。
カチリ!
壁がひらいて、中から古い巻物がころがり出てきました。
リクが広げると、それはちびっこ島の地図。
でも、あちこちに「?」マークが書きこまれています。
「ここに秘密があるってことか!」リクは胸を高鳴らせます。
「じゃあ、次の冒険のしるべだね!」ミミが飛び上がりました。
「きっと旗を立てた人とも、いつか出会えるはず」カイはにっこり。
リクはもう一度、地図を見つめます。
「やっぱり……旗と関係があるんだろうか?」
空からひときわ大きな声で、ポコがさけびました。
「よーし! まずはこの“?”を調べに行こう!」
「ちびっこたんけんたい、しゅっぱーつ!」
みんなの声が、トンネルの奥へひびいていきました。
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