書くためのエネルギーはおふとんの中で生まれる

主人公に対して「生きているだけで大成功ですよ」と応援したくなるけど、それだとうさんくさくて怪しい。ならば「小説を書いているだけで大丈夫ですよ」と言いたい。
青春の結晶のような、この素敵な作品をひとつ残しただけで、もうあなたは大丈夫。いくら苦しくてつらくても、この輝きを汚すものは何もない。存在を許されています。と、読者が熱くなってしまうような、ギリギリ感がたまらないです。

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