失意の底に沈んでいた男が
冷たい雨が降る中、小さな仔犬と出会う。
ハチと名付けられたその犬も又、酷く
怯えた目をして身を固くする。
体力を次第に失いつつあるハチを
彼は動物病院へと連れて行くが…。
失意に染まり、その場に留まり続ける。
だが、人は皆いつの間にか前へ進もうと
しているのだろう。それは動物も同じ。
生きるという事を、本能が求めている。
何かのきっかけで、思い出すのだろう。
必死になって真摯に前へと進む事を。
自ずと、何かから学ぶ事もある。
この作品は、きっと誰かの心に響く
優しく強やな鐘の如く。