自分を愛する人たちのためになすことができる最善のことは

『僕は特に推しというものがない』
 身もふたもない書き出しで始まる本作は、辛い思いをしながら生きている人が多い現代社会の中で『本当に推すべきもの』とは何かを語る良作です。

文章も軽快そのものでさらりと読むことができる、普段エッセイ・ノンフィクションをあまり読まない方にもお薦めの作品です。

その他のおすすめレビュー

緑月文人さんの他のおすすめレビュー551