だらだらを願う魔王と、迫り来る勇者

「勇者のレベルが999!?」という衝撃の幕開け。
魔王の情けなさと、側近たちの奇抜すぎる作戦には、思わず笑ってしまいました。

グリンピースのネックレスや、食事をめぐる騒ぎ――
細部のギャグは鋭く、
一方で勇者の威圧感や聖剣の力の描写には確かな迫力がある。
シリアスとコメディの切り替えが上手でした(パチパチ)

魔王が「だらだらしたいだけ」という、あまりに小市民的な願いを抱いているのも微笑ましく、
同時に人間らしさを強く感じさせました。

まだ物語は途上。
この先、勇者一行とどう向き合うのか。
そして本当に和平は訪れるのか――続きを読むのが楽しみです。