【小説】『その王子は真面目で優雅で努力家で思いやりもあり人柄も王族としても申し分なかったが―ヤバいくらいシスコンだった』〜妹は秒で赤面し兄嫁になる〜
kesuka_Yumeno
【幕開け】神(作者)がシナリオぶっ込みました
王子ルキリスは理性的で、その口調と見た目、淡金髪、アイスブルーの瞳から近寄りがたいと思う人も少なくない。
だが決して冷たいわけではなく心の優しい人なのだ。
そう。
兄は静かに笑う人だ。
心ない貴族には「へぇ?それ、本気で言ってますよね」と冷笑を。
優しい家臣には「いつも、ありがとう。本当に助かるよ」と微笑を。
では。
血の繋がらない妹、私エルフレイアに向ける笑顔は?
……想像を絶するとは、このことだろう。
私は、何ひとつ悪くない。
どうして、こうなった。
……百聞は一見にしかず、
百見は嫁入りにしかならず。
なんなんだよ!!
その、満面の笑みは!?
静かでもないし!!
オーバーリアクション過ぎんだよ!!!
どうして、こうなった!!
"ここに、教会を建てよう、って言ってみたかった"――とある神談
ろくでもないね!!
神話のはじまりだよ!?
『兄妹王宮茶番劇』〜ルキリスとエルフレイアの禁断ごっこ〜
何これ。
兄王子ルキリスは、手にした"熱のこもった分厚い紙片"に驚愕した。
ルキリス「えっ?何この台本?エルフレイアが、考えたの??……かわいいね、本当にしてあげようか?」
「次回、寸劇スタート!?」
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