警察:事件記録
事件記録第■■号
記入者:ミハイル スミルノフ巡査
犯行時刻:■■: ■■
犯行現場: ■■■■■■市 ■■番地
容疑者:ユーリィ ボルコフ
犯行内容:容疑者は午前五時二十四分頃、上記市の一角に位置するマフィア:ソローキンファミリーの事務所を単独で襲撃し、五名殺害、二十四名負傷させた。容疑者は九ミリ口径の拳銃二丁、サブマシンガン一丁以上の銃器を所持し、マフィア構成員に攻撃をしたとのこと。
容疑者が犯行に及んだ理由は現同マフィア幹部であるピョートル ソローキンの娘ソフィア ソローキンの誘拐である可能性が非常に高い。容疑者は警官時代、ある任務で偶然ソフィアさんを保護しており、その際「何があっても守ると約束する」と発言していたことが、容疑者と同じ現場にいたヨセフ ラーキン巡査の証言により明らかになっている。容疑者はこの任務で精神に大きな負担がかかっており、近隣住民によると発言した「約束」が脳内から離れなくなっていた模様で、今回の犯行前からソフィアさんを捜索していたとのこと。精神的な不安や衝動に耐えきれなくなり、容疑者は今回の犯行に及んだと判断して間違いない。
当局が到着した際、容疑者は路上で死亡しており、車で外出するところだったソフィアさんとその護衛の証言及び鑑定結果により死因は自殺と判断された。
なお、本事件における、ソローキンファミリー構成員の発砲に関して、使用さえれた銃器、及び行動はどれも規制の範囲内、つまり正当な防衛行為であるとして、減刑が検討されている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます