第7話

「うめぇーーーっ!やっぱ昼飯はマックがいいよなぁ〜・・・何で一瞬学食行こうなんて血迷ったんだろう、俺。」






っと、あの入学式以来やたらと神崎に懐かれてしまい、見かける度に声を掛けられるようになって今の関係に至る






『そうだね、、美味しいねっ』






当たり障りのない会話だけして、私も注文したポテトを食べる





「澤田さん、それだけで足りるの?俺のナゲットも食べる?ソース、バーベキューしかないけど良かったらどうぞ!」







ポテトと飲み物しか頼まなかった私に気を使った神崎は、自分のチキンナゲットを私に差し出してくる







『あぁ〜・・・ありがとっ、、でもあんまり食欲ないから今はいいかなぁ』






さっきの人混みの余韻で少し気分が悪いから、本音を言えばポテトさえも要らないくらいだ






でもせっかく食事に誘ってくれた神崎のことを考えると、何も頼まないのは失礼だと思いドリンクとポテトのセットを頼んだのだった






「もしかして、体調悪かった・・・?ごめんね、俺っ強引に連れ出してっ!!これ食べたらすぐ戻ろうか!昼からも授業あるの?!これで帰るんなら俺送っていくよっ!」







ゆっくり食べていた神崎は、急に口の中にナゲットやらポテトやらを放り込んで、モゴモゴと口に含みながらマシンガントークを始める

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