アルカマル戦記あらすじ ――月を意味する物語。満ちては欠ける光と闇の攻防

江野ふう@ヨムはカクヨムコン参加作品優先

第一部　父殺しの罪により故郷タサを追放されたナギルが、タサへと帰還するまで

《港湾都市モヘレブ》

マリゼラ諸島出身の異邦人クレメンテ・ドゥーニは、ジョゼッフォ・バイロウの元で奴隷商として働くことに疑問を覚え、購入した奴隷たちを、エラム帝国の港湾都市モヘレブで逃がし、その中の一人、ジル・イルハムと行動を共にする。

その最中、クレメンテたちと間違われて襲われる帝国兵、ナギル・ルルーシュとサレハ・イスマーンに出会うが、二人は、前タサ太守殺害と帝国への叛逆を企図したとして追われる大罪人である。

《遺跡都市セロヒ》

帝国中央政府とタサ太守からの命により、ナギルとサレハ、及びその逃走を助けたクレメンテとジルは、ジャファル・クルスームによりタサに収監されることになった。

その途中にあるセロヒには、ナギルの祖父ナウォレ・ネブーゾの家があり、そこに身を寄せる母ハーラに会おうとするが、帝都ガパへと収監されたあとだった。

▼第一部第二章は下記エピソードからスタート

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