第17話 ランクアップ
材質変化型スケルトンに進化させた。
レベル1
クラス マテリアルスケルトン(スケルトン) R4
強さ 50
器用 50
素早さ 50
知性 50
耐久力50
賢さ 50
HP 500
MP 500
パーソナルスキル 材質変化
クラススキル 再生
武器操作 派生(強撃)
「ランクがR4って事は、少なくてもレベル40までは次の進化はないわね」
「これもレベルカンストさせた方が良いんですか?」
「そうね、出来ればそうしてちょうだい」
とりあえず、このスケルトンが何が出来るのか検証しないとな。
材質変がどれくらい変わるのかを実験だ!
とりあえず、一番軟くしよ。
ダルンダルンだな。
イメージとしては水銀?
スケルトンが原型留めてなくてゲームに出てくるスライムみたいになってる。
もう少し硬くして、ゴムっぽくして
ゴム人形っぽくなった。
ビヨーンって伸びるな。
逆に硬くしてみよう。
めっちゃ硬いな。
尖ってれば刺さりそうだなこれ。
お! 閃いた!
槍持たせて、一旦軟くして槍の形になるように纏わせて、硬化!
この状態で刺したらいけるんじゃないか?
「黒鬼さんちょっと良いです?」
「あ? 何だ?」
「やれ!」
「痛っ! おい! 何しやがるんだ!」
「いや実験を」
「まぁ実験ならしょうがねぇか」
「身体の一部を軟くして槍に纏わせて逆に硬くしたんですけど、どうです?」
「かなり鋭いな、俺じゃなきゃ結構ダメージ入ったんじゃねぇか」
「おーなかなか優秀だ!」
「これよ、刺した後、中に仕込んでる槍、更に押し出せねぇか?」
「え? どういう風にですか?」
「どのモンスターでも一番硬いのは外側だろ? こいつで刺したら外皮は抜けれるよな、その状態で中の槍をグーっと押し出せば、更に深い所まで刺せるだろ?」
「あぁ! なるほど! ありですね」
「こいつ、思ってたより強そうだな」
「ですね、とりあえず今いる七体は全部これで良いかなって思います」
「タコの方はどうする?」
「あっちもとりあえず一体、材質変化にしてみます! 多分スケルトンより強くなると思うんで」
ヒョウ レベル1
クラス マテリアルスケルトンクラーケン(スケルトンクラーケン) R4
強さ 50
器用 50
素早さ 50
知性 50
耐久力50
賢さ 50
HP 500
MP 500
パーソナルスキル 毒付与 材質変化
クラススキル 再生
浮遊 派生(倍速移動)
早速一番軟くして、倍速移動で黒鬼の耳の穴にヒョウを入り込ませる。
「おい! バカ! マジで止めろ! シャレになってねぇぞ!」
「実用性あるかの実験だからしょうがないんですよ」
「実験なら仕方ねぇけどよ」
黒鬼ってかなりお人好しだよな。
「今のどうです? チビの耳タコを真似たんですけど」
「悪くねぇ、こいつはひょっとするよひょっとするかもな!」
「戻ったら受付の女の子に材料揃えさせましょう、そうね、後三体はそのサイズいて良いわ、小さいのも念のため一体増やしてちょうだい」
おっと、ずっと黙って見てた白梅さんが、かなり乗り気だ。
「キリのいい所で小さいのも五体にしたいんですけど」
「そこは貴方の好きにしてちょうだい」
「了解です! 配信再開してそこで頼みますか?」
「後でいいわ、作る時は一番最後のレイス使えば良いんだし、それよりゾンビもそろそろカンストでしょ? そっちも終わらせるわよ」
「とこで今のお前のレベルって何レベルなんだ?」
「あ、えっと、ステータス見せますね」
大井 造 レベル73
ジョブ ネクロマンサーLV73 アルケミストLV73 クラフトマンLV72
強さ 59
器用 80
素早さ 57
知性 85
耐久力82
賢さ 83
HP 820
MP 830
パーソナルスキル 粗製濫造
ジョブスキル スケルトン作成
ゾンビ作成
レイス作成
カオスヒール
瘴気操作
素材化
低級ポーション作成
武具作成
武具強化
「おー、パワーレベリングの弊害がモロに出てるな」
「スキルの数ですか? 少なくないです?」
「あ、それは分かるんだな」
「いや、流石にアルケミストやクラフトマンのスキルがレベル3で確認した時と同じままだと気づきますよ」
「そういう技術系はレベルよりスキルの使用頻度が影響するからな! オッサン、低級ポーションとか装備の強化した事ねぇだろ? そういうのしていかないといつまで経っても増えねぇぞ」
「ネクロマンサーの方は?」
「ネクロマンサーは元々スキルの数が少ない職種だから、そんなもんでしょ」
白梅さんが説明してくれる。
「ネクロマンサーはマジで育ちがいの無い職業だからな」
確かに、俺はスキルあるから大勢引き連れてるけど、実際はこの時点で五体、しかもR1も含んでいるはず。
こんな奥でパワーレベリングなんて普通できないし、時間もとんでもなくかかりそう。
試しで何かする余裕もないから今回みたいな検証も出来ない。
そりゃ人気出ないよなぁ、 それじゃなくても字面とイメージ悪いのに。
「ゴブリンダンジョンじゃスキルオーブ出ないしな」
「スキルオーブって、白梅さんがさっき言ってた奴ですよね」
「ああ、名前の通りスキルを獲得出来るオーブだな、何が手に入るかはランダムだが上級者はみんなそれなりの数使ってるからな、欲しいスキルまでオーブ使って、邪魔になったスキルは封印してる奴多いな」
「封印スキル持っている人がスキルオーブに戻すのよ」
「そういうのは特定スキルオーブっつって、安く売りに出されるんだわ、俺らでいう所の中古のオーブだな」
「へぇ、中古のオーブかぁ、お金に余裕できたら買うのも良いなぁ」
「まぁ、元が不用スキルだから、なかなか良いの無いけどな」
「さて、レベリングの再開よ! もうそんなに時間無いんだから少し無理しましょ」
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