懇意にしてくださっている方が、私の言葉にとても支えられたその想いを短歌にされたとのことなので、その短歌に触れて、いろいろなことを思いました。
人は、一生でどれだけの言葉を浴びるのでしょうか?多分、それこそ、数えきれない数。その中には、親にかけてもらった無償の愛の言葉の数々や友人とのバカ話に興じてハラが捩れる、声が消えるほど笑った思い出、はたまた、言葉の刃が牙を剥き、無防備な胸の奥を切り裂いていったものもあろう。もしくは、恩師や書物から得た自分の人生に重要な指針を与える心に響く言葉もあったろう。そして、幸運に恵まれたのなら、自分のことを好いてくれ、愛していると囁いてくれた甘い言葉もあろう。
要は何が言いたいかというと、毎日膨大な言葉が右から左に流れて行くが、その心のフィルターに引っ掛かり残るものは、ほんの極一部であるが、自分の言葉が、ある方の心の支えになるような、長く記憶に残るようなものになったというのは、喜ばしいことである。我々、言葉を媒介に多くの人に何かを伝えたいと願う人種であるならば、言葉を発したり、書く時は、それぐらい人の心をあとでじんわりと温めることができるといいのだろう。
私も日々の生活の中で、まだまだ出来ていないことであるが、また「あの言葉はとっても嬉しかった!」などと言われる感想を以って、みなさんと「交歓」していけたらと思う。
人は言葉と共に生きている
※どこかの新聞のCMみたいですが、全く関係ありましぇん😅