『8/9のこえ。忘れたくない犬たちへ』

あなたの誕生日にも、間に合わなかったから。

いぬは、はく


あなたの最期にも、間に合わなかったから。

それは無限になる。


ふたつの8を横倒し。


忘れたく、なかったんですね。

あなたも、先生だったんですね。


忘れてって言われたのが、

いや

だったんですね。


あなたも。


人とニンゲンは違う。

ニンゲンはお犬


ニンゲンは嫌いだけど、お犬は好きだよ

だいすきだよ。シロ



《舞台裏》

明かせない5匹以上の犬の、ある意味クロスオーバー。

ひとつは子どもの詩

あとは、無理。言えない

他所のかみさまに消されてしまう気がする。


まあ、8を横倒し=∞

先生達の数式は、いつも惚れ惚れします。

蜂に刺されたみたい。


「8/9に詠まれた、複数の犬たちへ捧げる詩です。

記憶の中に生きている誰かが、これを“こえ”として受け取ってくれたら、それでいい。

忘れたくなかった。だから、書いた。

たとえ、誰にも読まれなくても。」

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