『喧嘩ごしの告白』

「……ったく、夢みてんじゃねーよ。でもさ、お前となら——」



あ?

何言ってんだよ?


永遠に夢ェ見てるぅ?

ハハッ、馬鹿も休み、休み言えよ?

疲れる、疲れるなぁ。


こどもじゃ、あるまいし?

知ってる。

知ってる、でしょ?


夢はね、

醒める。


現実はね、

さめない。

嫌でも。


生きてく覚悟があるなら——

いや?

そんなもの、なくてもさ……


一緒に、生きていこうよ。

それくらい、夢みてもいい、かな……?


さめない現実をみようよ。

死が、ふたりをわかつまで。





《舞台裏》


📘キャッチコピー:

夢なんて醒める。現実は醒めない。だけど——君となら。


📝あらすじ:

夢なんて醒めるし、現実は醒めない。——それでも、君となら生きていけるかもしれない。

不器用な言葉の中に滲む、ひとつの決意と祈り。

喧嘩ごしにしか言えなかった「一緒にいたい」の詩。


生きるってしんどい。夢見るのも怖い。

でも、誰かとなら「夢くらい見てもいい」って、

そんな風に思えたとき──

それは、もう愛かもしれない。


🏷️タグ:

#詩 #告白 #現実 #夢 #現代詩 #不器用な愛 #強がり #等身大の愛

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