僕と君で世界一

@rrr_ggg

第1話

俺は清水隼斗。高校一年生でバドミントン部に所属している。俺の通う白川高校はバドミントンで全国1、2を争う超強豪校だ。俺のダブルスのペアは2年の新島先輩。この新島先輩はシニアの代表に練習生として参加している今後の日本代表の期待の星だ。俺だってユースの代表には招集されたことはあるが、ちょっと荷が重い……。

「おい、隼斗!部活遅れるぞ!」

「わりぃ!今行く!」

こいつは同輩の松原。普段の授業中はいつも寝てて怒られてるくせにバドミントンの時だけはかっこいいんだよな…。こいつもこいつでJOCの代表に選ばれたことのある知る人ぞ知るスーパースターだ。

「てか今日団体戦のメンバー発表あるらしい。」

「まじ!?選ばれてるかな…。」

「お前はいけるって。新島先輩がメンバー落ちするわけないだろ。」

今回の団体戦は連覇がかかっている大切な大会だ。恐らく3年の先輩から順に選ばれるだろうから1年の俺がメンバー入りしていたらほぼ奇跡に近いだろう。緊張してきた……。

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