応援コメント

苔の神」への応援コメント

  • こんばんは。
    どのストーリーも一行目からすぐに世界に引き込まれます!

    この話は、怪談のゾクゾク感も漂いながら、
    まるで絵本を読んでいるような色彩と温かみが感じられました。

    『これは依代だ。』という言葉など、お坊さんは地蔵様に宿っていた何かの正体を知っていたのでしょうか…。
    また読み返したくなる作品でした!

    作者からの返信

    コメントをありがとうございます。返信が遅れてしまい申し訳ありません。

    ホラー要素があまりなかったので、伝奇ジャンルとして投稿してみたお話となります。ランキングを見てみると、だいぶ場違い感がありますが……。

    神仏の一側面を描いたお話となります。基本的に大自然に近い振る舞いとして解釈されており、旅の僧の言葉もその理念に則ったものとなっています。
    少年の行為は結果的には報われませんでしたが、その間違いも受け入れる大らかな一面を書いてみました。


  • 編集済

    拝読しました。

    最後に現れた巨人の姿に、「お前が思うほど、神仏は脆くはない」と言った僧の言葉が私にもよみがえりました。

    苔を清めようとする少年の無垢な行為は報われたわけではないけれど、巨人の姿となって応えたようにも感じられます。

    とても豊かな幻想譚を楽しませていただきました。

    作者からの返信

    またもコメントを頂き感謝します。

    結論から言ってしまえば少年の善行はすれ違いましたが、その真意を受け入れる神仏の大らかさを表現できていれば良いなと思います。
    また、自分にとって神仏は大自然そのものなので、その考えが僧の言葉として出てきた形です。


  • 編集済

    やはり@ninomaehajimeさんは
    雰囲気を作るのが巧いです。

    今回は民具の扱いが絶妙です。
    農作業の暇の小商いの景色。
    笠作りをするようす。とても良いです。

    今回も作中の誰の名前も明かされない。
    登場する者は誰とも強くは関わらない。
    抽象的な劇作のような舞台建て。

    そして訪れるクライマックス。
    ダイダラボッチを彷彿とさせる存在。
    畏敬の念を持ったとしても、関われない何か。
    人には理由も目的もわからない逍遥を眺めるのみです。

    とても楽しく拝読しました。
    ありがとうごさいました。

    作者からの返信

    木山喬鳥様、お褒めに預かり大変恐縮です。
    ご感想とレビューを頂き、改めて感謝致します。

    乏しい知識と手に入る資料を総動員して正確な描写を心がけているのですが、体験したことのない時代や場面が多いので「これで良いのだろうか」と不安に思うことが多々あります。舞台の雰囲気に合った描写ができていたなら嬉しい限りです。
    神仏との距離が近い時代を書いたお話となります。いつもホラージャンルばかりなのですが、今回は特に怖くないので伝奇ジャンルとして投稿しました(投稿されている作品を眺めると歴史物が多いみたいですが……)。
    ともあれ楽しんで頂けたなら何よりです。

  •  こんにちは。お邪魔しております。
     「畏れ」「敬う」ということを考えました……考えた、とも違うかも……感じた、心に響いたですね、きっと。とても素敵なお話だと思いますー。

    作者からの返信

    おはようございます。いつもお返事が遅れてすみません。

    最近ホラーの定義から外れている気がしたので、伝奇の方がふさわしいかなと思い、そちらに投稿しました。
    神仏は自然そのものという考えが昔からあって、苛烈なものもあれば穏やかであったりもする。今回は静かな側面を描いたお話で、気に入って頂けたなら嬉しいです。

  • 自分の目で見たことのない古き日本の情景が鮮明に脳裏に浮かび、少年が清める苔むした地蔵がまるで眼前に顕現したかのような臨場感を感じつつ拝読しました。美しくも不思議なお話、ありがとうございました。

    作者からの返信

    ご感想ありがとうございます。
    いつもホラーばかり投稿しているのですが、この話は怖いのかと言うとそうは思えず、伝奇の方に初めて投稿しました。
    ともあれ拙作を読んで頂き、改めて感謝申し上げます。

  •  あたたかな物語でした。

     善行を働く少年と、そんな彼をしっかりと見ていてくれる神仏という関係性がまたとても良いですね。
     おじいさんも旅の僧侶もあたたかくて、しっとりと優しい雰囲気に満たされていて良かったです。

    作者からの返信

    ご感想とレビューを頂き大変感謝致します。

    最近は純粋なホラーから外れている気がしたので、この作品は伝奇として投稿しました。恐ろしさだけでなく、それ以外の感情も呼び起こすお話を書いていきたいです。