第3話 現代ファンタジー化した世界
「三葉〜」
お母さんに呼ばれたので一階に行く。
「そろそろ受験生になるんだからどこの高校に行くか決めないと」
「あ、うん」
反射的に返事をしてしまった。
だが今は高校二年生だったはずなのだが.....大学受験と言い間違えたのだろうか?
ふと視界の端に写ったカレンダー。
2055年3月23日。
私が病気にかかり闘病をしていた時点の日程は
2058年8月19日。
日時的には高校受験の一年前だ。
全くと言っていいほど理解ができない。
神様が時間を戻してくれた?
時間が戻っているのならば寿命は3年と半年ぐらいだ。
そんな事を考えている最中にお母さんが喋る。
「三葉が行きたがっていたダンジョン学校にする?
近いのもいいし卒業後に就職のことは考えないでいいものね。」
「ダンジョン学校でいいかも....え?」
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お母さんたちの話を終わらせて調べてわかったこと。
その一、ダンジョンという存在が2025年12月25日に出現したこと。
その二、ダンジョンは素材や魔石を売って成り立ち深いところに行くことでレアアイテムも手に入る可能性がありそれを売ることで成り立つ職業ということ。
その三、ダンジョンに潜るのには資格が必要ということ。
その四、自分の実力にあったところに潜れば死ぬことは限りなく低くなるということ。
その五、ダンジョンに入るとスキルがランダムで3〜9個手に入り、自分のステータスが見えること。
その六、ダンジョンの力は現実で使えるのだが、悪さをすると最悪ステータスが初期化する。悪い事レベルがある。
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悪いことレベル
レベル1、ステータスが一時的に初期化。
レベル2、持っている装備、貯金を含むお金が半分なくなる。
レベル3、ステータスが初期化、装備、貯金がなくなる。
レベル4、装備、貯金がなくなり半死。
レベル5、無の世界にはいり一週間かけて死ぬ。
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調べたことでダンジョンについて色々分かった。
しかし調べたことの悪い事レベル4と5が怖いものだ。
ちなみに過去に悪いことレベル5になった人は60人ちょっとらしい。
関係ないにしてもね。
まぁこの調べた事を受け止めると前世では死んで現代ファンタジー化した世界に転生したということだ。
転生
まぁ間違えていないよね。
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裏設定
悪い事リストは2025年12月25日に謎の人物からSNSに投稿されたそうだ。
しかも過去にレベル5になった人はそのSNSで書かれる情報公開付きだそうだ。
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