じじとばば～ある家族の二年間

じじ、企む。初めての○○。

【2023年・6月】

じじ（80代）・ばば（70代）初めての海外旅行へ行きました。

経緯は、アメリカのサンディエゴにじじの姉（90代）が住んでいて、やはり年齢的なこともあり、一度会いに来てほしいと言われていたのです。

じじの姉(*´ｪ`*)『旅費はこっちが全額出すから』

じじ(ﾟ∀ﾟ) 『――行く』

私は彼らのアメリカ行きに反対しておりました。

高齢だし、やっぱり初めての海外だし。

飛行機は、昔家族で沖縄に行ったので乗ったことはあります。

私が付き添いできればいいんだけれど。

連日、残業残業（人いない）続きの職場です。

一週間休みを取ることなんて。絶対無理。仕事辞めるしかない。

どれだけじじが本気なのか。

試すわけではありませんが、私は一切、協力しませんでした。

協力というのは、ほら。

海外に行くならあれこれ準備が必要です。

パスポートの申請から、旅行代理店に行って飛行機の手配まで。

時々、アメリカの姉と電話しながら準備していました。

じじ（80代）……その行動力は一体どこからでてくるんだ？

じじは大型トラックの運転手だったので、そちらの方面に明るいわけではなく。英語もできません。そしてスマホは使いますがメールはできません。

ただ行動力の塊のような人です。

「じゃ、行ってくる！」

地元から成田空港までの段取りも手配して、スーツケースに荷物を詰めて、ばばと旅立っていきました。

6月の上旬。サンディエゴのじじの姉の家に、三週間ほどの滞在です。

夕方飛び立つ飛行機に乗りましたが、東京方面、台風が近づいていて、もう少し遅ければ飛行機、飛べなかったらしいです。

何か、持っている二人だと思います。

10時間のフライトが、無事に過ごせますように。

帰国後に聞きましたが、めっちゃ飛行機揺れたそうです。

私の肝が冷えたのはいうまでもありません。

★次回予告★

『残業地獄の娘、悔しさで逃避行』の巻

私も羽を伸ばしたい(~o~)