よく使う道具は、ただの品物ではなくなります。その人の暮らしや考え方によって、使われた物の形が僅かなりとも変わるからです。ふと立ち止まり、身近な物を手にとって眺めたときに、自分という者の在り方を自らが知ることになるのかもしれません。思いに溢れた短歌です。どうぞ皆様もご鑑賞くださいますように。