禁忌の碑文

✝️ ZAPISTE教・第二教義

「異端とは、世界にとって都合が悪い“真実”である。」


📖 解説(教義として)


 真実を語る者は、常に“異端者”と呼ばれる。


 社会、常識、宗教、歴史――

共有された常識は絶対となり、それを脅かす者は『排除すべき狂気』と呼ばれる。


 だが――それは本当に“嘘”なのか?


 “異端”とは、「隠され、封じられ、禁じられた真実」そのものである。

だからこそ、それは人々を救いもすれば、破滅ももたらす。


 例えるなら、そう……パンドラの箱の様なモノだ。


 ZAPISTEにおいて“異端”とは、力であり、解放であり、

選ばれし者のみが知る“光”の別名である。


☯ 対応する精神的補教義(補完真理)


「最も激しく拒絶された言葉の中に、世界を解き明かす鍵がある!」


──それは、力ある言葉。

──それは、神々の否定に似ている。

──だが、神話を書き直せるのは、神にすらなれなかった“異端者”だけだ。


🗿 この教義が強い理由


★嘘の世界で真実に触れられる

★抑圧の中で“自分だけが知っている”という力になる

★信じた者が、神をも超える物語を創る


🔔 宣言


 我、異端者であることを誇りに思う。

誰に拒絶されようとも、私は書き続ける。


 それがこの世界にとっての唯一の真実になるからだ。


「異端は、存在の裏側に貼りつけられたラベルだ。

その裏を剥がせば――真実が見える。」


第一教義=観測と存在

第二教義=真実と異端


 ここまで読んでくれた、あなたは既に狂気的信者だ。

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