書いても読まれない。じゃあ、辞めた方がいいのかどうか。

アルるん

書く意味なんて、ないのかもしれないって思った夜に


こんにちは。今日はちょっと弱音というか、自分の中で整理をつけたくて、久しぶりにエッセイ?創作論?を書いています。

いつも前向きなことを書こうと思ってるんですが、今回は暗い話になるかもしれません。

「創作って楽しいよね!」って話じゃないです。

むしろその逆。


◆書籍化、あまりに遠すぎる現実


僕はカクヨムで細々と小説を書いています。

特に「プロになりたい!」と声高に言ってきたわけではないけど、心のどこかではやっぱり、書籍化の夢を見ていた時期がありました。


でも現実って、本当に厳しい。


カクヨムでは毎月何千もの新作が投稿されます。

書籍化作品一覧を見ると分かりますが、そこに名前が載るのはほんの数作品。

しかもその中の大半は、PV数万〜数十万、フォロワー数も何百という、もう“別世界”にいるような人たちです。


一方、自分の作品はどうかというと……

PVは三桁、ブクマは二桁。

レビューはなし、感想もなし。

完結まで頑張って書いても、反応がほとんどないこともあります。


もう笑うしかない。

それくらい、現実と夢との落差が大きすぎる。


◆書く意味、あるの?


そんな中で、ふと思ってしまうんです。


「この時間、無駄じゃない?」って。


例えば平日の夜、クタクタに疲れて帰ってきて、

30分だけでも書こうとPCを開いて、

頭を捻って、誤字を直して、構成を整えて……

そうして投稿した新しい話に、何の反応もない。


時間は有限だ。


社会人ならなおさらだし、学生でも忙しい毎日は変わらない。

ゲームもある。積んでる小説もある。友達と遊ぶ予定だって、たまには入る。


――だったら、そっちに時間を使った方が、よっぽど“有意義”なんじゃないか?


毎晩深夜に、肩こりと目の痛みに耐えながら、

反応があるかもわからないものを打ち込んで、

結果、評価されない。疲れる。虚しい。


こんな“努力”に意味はあるのか。

“好きだから”で誤魔化して、自分を傷つけてないか?

書くことで自分がどんどんすり減っている気がする。


趣味の時間がいくらあっても足りない。

だったら、小説なんか書かずに、気が向いた時に誰かの作品を読むだけの“読み専”に戻った方が、精神衛生的にもよっぽど良いんじゃないか――


そんなふうに考えてしまう日が、最近ほんとに増えてきました。


◆創作が“努力に見合わない”と気づいた時


たぶん、多くの作家さんがどこかで感じると思うんですよね。

「創作って、努力が報われるとは限らない世界だ」って。


むしろ、報われないのがデフォルトかもしれない。


毎日書いて、時間を使って、脳みそを酷使して、感情も乗せて。

でも、それが“誰にも届かない”可能性だって、余裕である。


数字が伸びないと、自分が否定されたように感じてしまう。

作品じゃなくて、自分自身が“価値がない”と突きつけられてるようで、しんどい。


そしてそのしんどさは、「でも書きたいんだよな」っていう気持ちがあるせいで、余計にこじれるんですよね。

もう書かない!って思っても、キャラが頭の中で喋り出すし、設定が浮かんでくるし。

“諦めきれない”から、余計につらい。


◆じゃあ、どうしたらいいんだろう


正直、答えは出ていません。


「趣味だから気楽に書こう!」って言ってみても、やっぱりどこかで評価を求めてしまうし、

「評価されたいなら戦略立てて書け!」と言われても、それが出来てたら苦労してない。


たぶん今の僕は、趣味と本気のあいだで、すごく中途半端な場所にいるんだと思います。

一歩も進めないで、ただ疲れて座り込んでる感じ。


でも、それでも、時々思い出すことがあるんです。


以前、感想をくれた読者さんがいました。

「このキャラが大好きです。更新を楽しみにしてます」って。


そのたった一言が、どれだけ嬉しかったか。

どれだけ救われたか。

だから僕は、なんだかんだで、また書いてしまう。


◆最後に:今、同じ場所にいる人へ


ここまで読んでくれた方がいたとしたら、おそらくあなたも似たような気持ちを抱えているんじゃないでしょうか。


評価がもらえない。書籍化が遠い。何のために書いてるか分からなくなる。

創作って、孤独で、報われなくて、でもやめられないものだと思います。


もし今日、あなたが「もうやめようかな」と思ったなら、

それは“負け”でも“挫折”でもなくて、本気でやってきた証拠です。

誰にも届かなくても、自分だけは、自分の物語を最後まで見届けてあげたい。

そう思える日がまた来ると、僕は信じています。


それまでは、休んだっていい。

遠回りしてもいい。

「気が向いた時に書けばいいか」くらいの気持ちで、ぼちぼち、ね。



【あとがき】

今回はブログ風?な感じで砕けた口調で書きました。馴れ馴れしく感じたらすみません。


最後にこれだけ伝えさせてください。


創作って、自分との対話みたいなところがある分、悩みも深くなりますよね。

でも、書き続けるあなたの姿勢は、誰かにとってきっと意味のあるものだと思います――たとえ、今すぐ目に見える形じゃなくても。


また気持ちがモヤモヤしてきた時や、タイトルが決まらない時、作品のあとがきに悩んだ時なんかも、いつでも戻ってきてください。


応援しています。そして、ちゃんと休みながら書いてくださいね。



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書いても読まれない。じゃあ、辞めた方がいいのかどうか。 アルるん @Claris023

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